第125話

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2020/05/01 15:58
大きな音をたててドアが開いたのは

それからすぐのこと


翔太「あなた、来て」


「え?うん」


翔太がムスッとして私を呼ぶ

素直に立ち上がって翔太の方に向かおうとしたら


蓮「やだ」


グイッと引っ張られ

蓮の腕の中にすっぽり入った


翔太「今そういうのいいから」


イライラしてる翔太は

私に手を差し出す

蓮は私の両腕ごとぎゅっと抱きしめた


蓮「あなたのこと翔太くんに渡したくない」


翔太「子供みたいなこと言うなよ」


蓮「じゃあ翔太くんが引いてよ。明日でもいいでしょ?」


翔太「聞いてた?俺お前と話すんじゃなくてあなたに用があるの」


蓮「でもあなたは今俺と楽しんでるじゃん」


翔太「は?」


「ちょっと、喧嘩やめてよ」


翔太「お前のせいだろ!!!」


私が放った一言で翔太がブチ切れて

バタン!と大きな音をたててドアが閉まった

ビクッと肩が震えた

蓮にはびっくりしたのバレちゃったよね

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