恒例の下校タピオカ
「あ、そういえばさ、駅の中にタピオカ屋さんできたの知ってる?」
照「おいしい?」
「すっごいおいしい!」
ラウ「えー!今度行きたい!」
「みんなで行こうね」
そうみんなで約束した
龍也「あなた」
このまま幸せな時間が流れるはずだった
なんでここにいるんだろう
龍也「なんで帰ってこないわけ?意味わかんないんだけど」
距離が縮まりそうになった時
ラウちゃんが挑発的に私の前に出た
ラウ「この前はどうも。」
ラウちゃんの姿を見てそれから私を見た
「龍ちゃんは無関係な高校生にビンタしたんだよ。私、そんな人のところに戻らないよ」
ラウちゃんの手をしっかり引いて
みんなで車に戻った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!