第3話

3,入った先は退治人事務所
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2022/11/19 10:48
私は色々とあって銀髪の人と吸血鬼の人と暮らすことになった。
私はロナルド退治人事務所と書かれたドアノブに手をかける
ガチャリと音が鳴ると、私は事務所の中に入って行った
ロナルド
ここが俺の退治人事務所だ
中にはソファが二つに長机。パソコンが置いてある机が一つ。そして隣には‥
あなた
不思議な形の帽子かけですね
ロナルド
あぁ、それはだな‥
ドラルク
それは目からビーム出すやつだ。電源つければ目からビームが出せるぞ!試してみるか!
ロナルド
やめろ!事務所に傷がついちゃうだろうが!
ドラルク
スナァ
銀髪の彼が吸血鬼の彼にチョップすると、吸血鬼の彼は砂になってしまった
あなた
えッ‥!?だ‥大丈夫ですか‥!
ロナルド
あぁ、ソイツすぐに再生するから心配する必要はない
ドラルク
‥‥だからといって殺すことはないだろう!
銀髪の彼が言うように、吸血鬼の彼は本当にすぐに再生した。
ロナルド
そういえば、アンタの名前、聞いてなかったな。
あなた
あ、私の名前‥‥。あなたです‥!
ロナルド
あなた‥。いい名前じゃねえか。
ロナルド
俺の名前はロナルドだ。まぁ見ての通り、吸血鬼退治人をしているぜ。
ジョン
ヌ〜!
ロナルド
後、ザシキマジロのジョンだ
私はロナルドさんによろしくお願いします。と伝えたあと、机にいるジョンくんにもよろしくと伝えた。
すると同時に電話が鳴る。私のケータイではなかった
ロナルド
あぁ、すまない。俺だ。
そしてロナルドさんは電話に手をかけ、別室へと行った。
ロナルド
はい。ロナルドです。
最後に聞こえたのはそんな声だった。
私がソファに座ると、吸血鬼の彼が私の前に座った。
ドラルク
あなたくん。まだ私の名前を言ってなかったな
ドラルク
私の名前はドラルクだ。
ドラルク
見ての通り、真祖にして無敵‥
ドラルクさんが言葉を言おうとした瞬間バタンと大きな音でドアを開ける音がした
ドラルク
スナァ
ドアを開けたと同時にドラルクさんは砂になってしまった。
真祖にして無敵はどうしたんだろう‥。
そんな事を考えつつドアを見つめる
ドアを開けたのはロナルドさんだった。
あなた
何かあったんですか‥?
ロナルド
吸血鬼対策課からの電話だ。ドラルクについての話だった。
ロナルド
ついでにあなたについても話していたんだ。
あなた
私について‥?
ドラルク
私の時みたいに調査にくるのか?
ロナルド
そのようだ。だがあっちにも色々と用事があるみてえでな。来るのは5日後だってよ。
そんな話をしていると、床下がバンと音を鳴らして開いた。
ヒナイチ
退治人ロナルド!吸血鬼ドラルクの視察に来たぞ!
床下から出てきたのは吸対服を着た女の子だった。
赤髪のストレートで緑色の目をしている小柄の少女だった。
ロナルド
すまないヒナイチ。今日は無理だ。5日後に出直してくれ。
ヒナイチ
?まあいいが‥‥ところでその吸血鬼はなんだ?
彼女は私を見つめて首を傾げる
ドラルク
5日後に君の働いてる所の吸血鬼調査対象のあなたくんだ。
あなた
あっ‥‥よろしくお願いします。
ペコリと礼をする
ヒナイチ
ああ。よろしく頼む。
ヒナイチ
私は神奈川県警吸血鬼対策課のヒナイチだ。
私をじっと見つめながら警察手帳を見せる
吸血鬼対策課、吸血鬼関連の事件や退治人の監督を担う警察‥だったかな
聞いたことはあったけど間近で見るのは初めてだ。
吸血鬼対策課なんて私には無縁だと思っていたのに
少し怖いイメージがあるも、この際だ
退治人の監督をどう担っているのかとか知るチャンスだ。
と、そんな事を考えていた。
ヒナイチ
なんだ。大人しそうな吸血鬼じゃないか
ドラルク
あなたくんは凄くいい子だぞ。今日からここのアシスタントをすることになってね。
ロナルド
他の奴にも見習って欲しいくらいだ。
ロナルド
とりあえず、今日はコイツについて色々と準備があるんだ。ちゃんと吸血鬼対策課には申し出してあるから5日後に出直してくれ
ヒナイチ
わかったぞ!
そうして彼女はまた床下に戻って行ってしまった。
何がしたかったのだろうか私にはわからなかった。
まぁ、5日後に私の調査に来ることは確定した。
ロナルド
さ、話に戻ろう。
そう言ってロナルドさんは私とドラルクさん分の牛乳とジョンくん分の飲み物を机に置き、ドラルクさんの隣に座る。
ロナルド
早速だが、あなたの寝るところは‥おい、ドラ公、お前の棺桶貸してやれ
ドラルク
何故だ!君が床で寝ればいいだろう!
あなた
あっ‥‥私、床で寝れますよ‥!
ロナルド
でも、それだと頭とか痛いだろ?
あなた
いえ、大丈夫です!たまに自分から床で寝てた時があるので!
ロナルド
なんで!?
心配しているロナルドさんに私は笑顔でこう言った。
実を言うと私は硬めの枕が好きで、枕で寝たくない時はよく自分から床で寝ていた。
その事を2人に話すと、ロナルドさんは焦ったような表情、ドラルクさんは【勇者だ。】とでも言いたげな顔で私を見つめる。
ドラルク
あなたくん変わってるね‥。床で寝たら頭痛いし体痛いぞ。あと汚い。
ドラルク
私だったら絶対にしたくない。
ロナルド
とりあえず硬めの枕が好きなのか!?買っておくからちゃんと布団で寝てくれ‼︎
あなた
わ‥わかりました‥。
とりあえずロナルドさんの必死な願いで私は床で寝ることは無くなった。
さすがに事務所に布団を置く余裕はないので私は事務所の隣の部屋にあるソファに寝ることになった。
そしてロナルドさんは私を見つめ、優しく微笑みかける。
ロナルド
あなた。改めて、俺の事務所によく来てくれたな。
ドラルク
これから私達のアシスタントとしてよろしく頼むぞ!
ジョン
ヌ〜!
あなた
はい!よろしくお願いします!
こうして私の新たな生活が始まった。
楽しいけど、ちょっとおかしな生活が幕を開けた。
ちなみに次の日、私は硬めの枕と掛け布団を買ってもらった。

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