私は色々とあって銀髪の人と吸血鬼の人と暮らすことになった。
私はロナルド退治人事務所と書かれたドアノブに手をかける
ガチャリと音が鳴ると、私は事務所の中に入って行った
中にはソファが二つに長机。パソコンが置いてある机が一つ。そして隣には‥
銀髪の彼が吸血鬼の彼にチョップすると、吸血鬼の彼は砂になってしまった
銀髪の彼が言うように、吸血鬼の彼は本当にすぐに再生した。
私はロナルドさんによろしくお願いします。と伝えたあと、机にいるジョンくんにもよろしくと伝えた。
すると同時に電話が鳴る。私のケータイではなかった
そしてロナルドさんは電話に手をかけ、別室へと行った。
最後に聞こえたのはそんな声だった。
私がソファに座ると、吸血鬼の彼が私の前に座った。
ドラルクさんが言葉を言おうとした瞬間バタンと大きな音でドアを開ける音がした
ドアを開けたと同時にドラルクさんは砂になってしまった。
真祖にして無敵はどうしたんだろう‥。
そんな事を考えつつドアを見つめる
ドアを開けたのはロナルドさんだった。
そんな話をしていると、床下がバンと音を鳴らして開いた。
床下から出てきたのは吸対服を着た女の子だった。
赤髪のストレートで緑色の目をしている小柄の少女だった。
彼女は私を見つめて首を傾げる
ペコリと礼をする
私をじっと見つめながら警察手帳を見せる
吸血鬼対策課、吸血鬼関連の事件や退治人の監督を担う警察‥だったかな
聞いたことはあったけど間近で見るのは初めてだ。
吸血鬼対策課なんて私には無縁だと思っていたのに
少し怖いイメージがあるも、この際だ
退治人の監督をどう担っているのかとか知るチャンスだ。
と、そんな事を考えていた。
そうして彼女はまた床下に戻って行ってしまった。
何がしたかったのだろうか私にはわからなかった。
まぁ、5日後に私の調査に来ることは確定した。
そう言ってロナルドさんは私とドラルクさん分の牛乳とジョンくん分の飲み物を机に置き、ドラルクさんの隣に座る。
心配しているロナルドさんに私は笑顔でこう言った。
実を言うと私は硬めの枕が好きで、枕で寝たくない時はよく自分から床で寝ていた。
その事を2人に話すと、ロナルドさんは焦ったような表情、ドラルクさんは【勇者だ。】とでも言いたげな顔で私を見つめる。
とりあえずロナルドさんの必死な願いで私は床で寝ることは無くなった。
さすがに事務所に布団を置く余裕はないので私は事務所の隣の部屋にあるソファに寝ることになった。
そしてロナルドさんは私を見つめ、優しく微笑みかける。
こうして私の新たな生活が始まった。
楽しいけど、ちょっとおかしな生活が幕を開けた。
ちなみに次の日、私は硬めの枕と掛け布団を買ってもらった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。