竜生side
父「竜生にな話さなアカンことがある」
『なに?』
父「竜生にお姉ちゃんがおるんや」
『はい?』
父「腹違いのお姉ちゃんがおるねん」
『お姉ちゃん今何処に住んでんの?』
父「奈良」
『奈良!?』
父「お姉ちゃん今日こっち来るんやって」
『なんで!?』
父「それは俺も知らん」←
『え?母さんは?』
『この事知ってんの?』
母「知ってるよ」
『母さんいる前で聞くこと違うけどなんで別れたの?』
父「父さんの仕事、結構転勤が多くてこっちに転勤が決まった時流石に関西を離れたくない」
父「って言われたんや」
え?
単身赴任って昔は無かったんかな?←
『ちなみにいくつ離れてんの?』
父「今20歳やから8つやな」
『え?』
\ピンポーン/
母「はーい」
「お邪魔します」
「お邪魔します」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!