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第1話

第1話
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2023/01/09 13:04 更新
護衛係
護衛係
ユウさん、伏せて
ユウ
ユウ
はいっ!
護衛対象の後ろから襲いかかろうとした男をぶん殴る、こいつは・・・貰った資料要注意人物書(身体能力、運動能力、魔法力等が特にやばいリスト)に載っていない・・・
護衛係
護衛係
名もないモブが・・・調子にのるな
チッと舌打ちをこぼしてそういった、踏むと痛いであろうから選んだヒールで手を踏みつけると呻き声を上げて気絶した
護衛係
護衛係
大丈夫ですか?
ユウ
ユウ
はい!ありがとうございます!
護衛係
護衛係
怪我がないようで何よりです、今日の御予定は?
ユウ
ユウ
今日は・・・特に何もない・・・と思います
護衛係
護衛係
そうですか、じゃ寮に帰りましょう
ユウ
ユウ
はい!
私はこの可愛いらしい異世界人、ユウの護衛役だ、数ヶ月前、彼女がモテすぎる、という訳で雇われた、男子校で唯一の同性ということもあってか懐かれている、この学園で何度目か、大変な目に遭ったがなんだかんだ上手くやっている
護衛係
護衛係
ユウさん、ラギー・ブッチさんに先日ペンを借りたのですがお礼を買っていきたいので購買部に寄っても?
ユウ
ユウ
勿論です!
護衛係
護衛係
ありがとうございます、それでは行きましょう
ユウ
ユウ
はい!...あっ、あなたの名前(カタカナで)さん、
護衛係
護衛係
はい、なんでしょう?
ユウ
ユウ
明日はエース達とハーツラビュルで何でもない日のパーティーに誘われてるので護衛は大丈夫です!
護衛係
護衛係
了解しました、
彼女と私は何も四六時中一緒にいる訳では無い、彼女の周りに友人が居て護衛が必要なさそうな時はさすがに離れている、ちょっとお喋りしていると購買部に着いた、ドーナツが好物だと言っていたからドーナツを数個買っていく
護衛係
護衛係
買い終わりました、行きましょう
ユウ
ユウ
この時間ならきっと植物園にレオナ先輩呼びに行ってる時間ですかね?
護衛係
護衛係
はい、多分...そうですね、
移動する、途中も何回か彼女を守った、少し切れているが...まぁいいだろう、大した傷じゃない血も出てないし後で手当しよう、そう考えて居ると植物園に着いた、
護衛係
護衛係
いつもどの辺で寝てるんですか?レオナ・キングスカラーさんは
ユウ
ユウ
こっちです!ここの辺です!
護衛係
護衛係
ありがとうございます、...失礼、ラギー・ブッチさんは?
ラギー・ブッチ
ラギー・ブッチ
はいはいここっスよ〜って、ユウくんも来たんスか?
ユウ
ユウ
はい!あなたの名前(カタカナで)さんがラギー先輩に用があるって言ってたので
護衛係
護衛係
はい、これ、御礼です
ラギー・ブッチ
ラギー・ブッチ
もしかして昨日のペンっスか?律儀っスねぇ、ま、ありがとうございます
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
...血生臭せぇ
ユウ
ユウ
レオナ先輩!また寝てたんですか?
ラギー・ブッチ
ラギー・ブッチ
お、レオナさんやっと起きたんスか?...確かに血の臭いするっスね、これ、結構血出てんじゃないっスか?
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
ああ、おいそこの草食動物、足だせ足、お前だよ
護衛係
護衛係
私ですか?...あ
さっき出来た傷から血がだくだくと溢れ出ていて芝生を赤に染めている、取り敢えず傷を見るために座った
ラギー・ブッチ
ラギー・ブッチ
あちゃ〜これは結構深く切ったっスね、保健室言った来たらどうっスか?
護衛係
護衛係
はい、そうします...
そう言って立ち上がった瞬間ふらりと倒れかける、急いでユウさんが支えてくれたがクラクラと足が覚束無い、
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
...チッ仕方ねぇな
護衛係
護衛係
え?
次の瞬間、足が地面から離れる、所謂お姫様抱っこと言うやつで抱き抱えられている、
護衛係
護衛係
え、あの、あ、歩けます
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
阿呆か、そんだけフラフラしてんだ、すぐ倒れるぞ
そう言われて黙るしか無かった、ラギー・ブッチさんがユウさんを送ってくれることになったので一先ず安心だろう、ユウさんとラギー・ブッチさんが植物園を出ていくのを見送ったあと保健室へと進む、なんだか黙ってるのが気恥ずかしくて、なにか話そうと思考をめぐらす
護衛係
護衛係
...あの、
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
なんだ
護衛係
護衛係
レオナ・キングスカラーさんもユウさんが好きなんですか?
しまった、失礼だ、大して親しくない先輩相手になんてことを
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
...そうだなァ嫌いではねぇよ、ラギーは分かりやすすぎるくらいだがな、
良かった、ちゃんと答えてくれた、気分を害してはないようだ、確かに、ラギー・ブッチさんは分かりやすすぎる、ユウさんには一切見返りを求めないし、声のトーンが違う、確かに、答えるとまた沈黙が流れた、どうしよう、どうしよう
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
...お前、なんか困ってんのか?
護衛係
護衛係
え?
以外にも沈黙を破ったのはレオナ先輩で、どうしてそんなことを聞くのかが分からない、
護衛係
護衛係
どうしてですか?
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
...何も無いならいい、何かあったら言えよ、俺も、ラギーもお前らのことは気に入ってる
予想外の気に入ってる宣言に顔が赤くなる、横髪で顔を隠すが...見えてしまってるだろうな、と考えてレオナ・キングスカラーさんの胸に顔を押し付けさせてもらうことにした
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
!...お前、照れてんのか、可愛い耳が真っ赤だぜ?
そう言われて更に顔をグリグリと押し付ける、今上で覗いてるであろう人物はニヤケ面してこちらを見ているのだろう、
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
おい、着いたぞ、
どれだけああしてただろう、顔の火照りも消え、そろそろ顔を離そうかと思っていた頃にその言葉が降りかかった、顔を上げ、見ると椅子に座らせられる、
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
足、出せ
そう言われてヒールを脱ぎ、ニーハイを脱ぐ、血は止まっているようだ、消毒され、包帯を巻かれる、その顔を見て気付いた、さっき困っているのか?と言う問いはこれが他人につけられた傷ではないか、という心配では?と、人に付けられた傷と言うのはあながち間違ってはいないのだがこれは自分の不注意だ、それなのに心配をかけてしまうとは...申し訳ないという気持ちが溢れてくる、そんなことを思ってる間に手当ては終わったようで、お礼を言おうとする
護衛係
護衛係
あの、ありがとうございます...
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
ああ、
と短く一言、立ち上がろうとするとまた抱き上げられた
護衛係
護衛係
えっ、ちょ、
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
その傷が悪化してまた血が出たら面倒だ、黙って抱えられてろ
また何も言えなくなる、今度は顔をじっくりと見る、改めて綺麗な顔だな、と思った、次の瞬間、レオナ・キングスカラーさんがゲッと声を上げる、正面を見るとマレウス・ドラコニア基ツノ太郎だった
護衛係
護衛係
ツノ太郎!
レオナ・キングスカラーさんの顔が歪む、それを見てニヤリと笑ったツノ太郎
マレウス・ドラコニア
マレウス・ドラコニア
...人の子ではないか、...どうした?そんな子猫に抱えられて
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
ハッ、こいつが怪我したってんでなぁ手当してやったんだよ、トカゲ野郎はすっこんでろ
バチバチと火花が散るようだ、レオナ・キングスカラーさんの腕の中でおろおろしていることしか出来ない自分に嫌気がさした
護衛係
護衛係
あの...オンボロ寮まで...えっと...
先輩方の圧に怯えながらもそう告げる
マレウス・ドラコニア
マレウス・ドラコニア
直ぐに送り届けてやろう、
次の瞬間、目の前にオンボロ寮があった、傷も治っている、
護衛係
護衛係
ありがとう、ツノ太郎
足の痛みもすっかり引いてオンボロ寮に向かって歩いていく
護衛係
護衛係
レオナ・キングスカラーさんも、ありがとうございました、
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
...おう
にっこりと挨拶してオンボロ寮に入る、ユウさんに心配しすぎて泣かれてしまった、大丈夫、と告げてご飯の準備を2人でする、今日はグリムがいないので2人分を作って運んだ
ユウ
ユウ
美味しい!
護衛係
護衛係
良かったです、
ユウ
ユウ
それで?さっき何があったの?
護衛係
護衛係
特に何も無かった、と告げるとしょんぼりとした顔でそっかぁ...と落ち込んでしまったようだ、今日はそのまま諸々をすませ、就寝した

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