無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

一覧へ

第5話

5







目が青く染まりそうなほどよく晴れた空に、ソフトクリームの形に似た白い入道雲がもくもくと湧き上がっている。





夏休みに入ると、本当に3人は毎日遊びに来た。しかも、朝早くから来て夜遅くまでずっといる。




時々、急に泊まることになったり、あなたちゃんだけが来て2人で過ごしたりして。

その時は心臓が保つか心配で仕方なかった。





こんなに楽しい夏休みさ初めてで、気付けばカレンダーは早くも8月の半分が過ぎようとしている。



こんな日付になるまで夏休みの宿題が終わっていないのも、初めてのことだ。





「じゃじゃん!今日は宿題も持ってきました〜!みんなでやろやろ」




そんなある日のこと、あなたちゃんが宿題を持って家へやってきた。




「俺持ってきてなーい。パスー」




「甘いぞ、オムライスくん。君のもあるのだよ! と、そこのいちご野郎。どこへ行こうとしているのだい??」





こっそり出ていこうとする涼介を呼び止め、勉強会が始まった。




********





「終わったー!!」



「1日で全部終わらしたとか初めてなんすけど」





「いちご野郎はおバカさんだもんね」




「その呼び方なんだよ」




「ふへっ。マイブーム。…よし、海行こ!海!」



大ちゃんと涼介の顔が歪んだ。



いつもなら喜んで賛成するのだけど今は…




「え、いや…」




「あなた、それだけはダメだ!普通に家でゴロゴロしよ。な?」




「えー。…じゃあ、それでいっか」





面白くなさそうにあなたちゃんはスマホを弄りだした。




海……まさか2人とも嫌いとか?




特に会話を交わすことはないけど、この空間は温かくて居心地が良かった。




こんなことも初めて。今日は初めてづくしだ。


シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

続きはまだありません

この作者の他の作品も読んでみよう!

春茶
春茶
どうも、春茶です! 皆さんにキュンキュン、ワラワラ、ハラハラ、ドキドキさせれるような作品作りを目指しています! 初心者ですが、どうぞよろしくお願いします
青春・学園の作品もっと見る
公式作品もっと見る