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2018/05/15

第2話

2
放課後、涼介と大ちゃんと一緒に、とあるカフェへやってきた。





コーヒーポットから噴きあがっている湯気が、低い天井に当たってゆっくり木造の店内に拡がっている。




レジ横のショーケースには自家製ケーキやお菓子が綺麗に並べられ、奥から高校生くらいの女の子が出てきた。




「あ、涼ちゃんと大ちゃん」




透き通るような真っ白い肌、軽くてふわふわしてそうな茶色がかかったセミロングの髪。




ハッとなった。一瞬、彼女の笑顔以外、何も見えなくなったんだ。




「もかして、そちらの方が転入生の…?」




鈴を転がしたような素敵な声なのだけれど、どこか、思わず笑みがこぼれる可愛らしさもあった。



訛りは感じられず、もしかしたらこの人が花咲さんなのかも、と思った。




「ち、知念侑李です…」





「おー、知念さんね。総務委員の花咲あなたです」




ぺこりとお辞儀をするとにっこり笑う。




「あなたはここの店のオーナーの娘。だから金欠の時とかはタダにしてくれるから!」






「知念さんも良かったら食べていって。サービスしてあげる!」





「あ、ありがとう」






慣れたように席へ案内し、水を出す。





「2人はいつものでいい?」






「梅なしだぞー?」





「いちごもりもりで」






「分かってるって。 知念さんは?」






「僕は……あ。じゃあ、あれで」





適当に店内の壁に貼られていたポスターを指した。





「…伝票は書かなくていっか。じゃ、待ってて」





そういうと厨房の方へ戻っていき、5分もしないうちに頼んだものを持ってきた。