前の話
一覧へ
次の話

第8話

#7 智弥くんside
1,751
2019/04/01 01:04
春、
俺は春が大好きだ
新しい何かが起きる予感がするから、


あ、あれは...
少し駆け足になり彼女へと近づく
そして思いっきり背中を叩く

智弥 _サトミ_
おっはよー
春妃 _ハルヒ_
いった!



こいつは春妃、
1番と言っていいくらい仲のいい女子
そして俺が密かに思いを寄せている相手だ


智弥 _サトミ_
行くぞー
春妃 _ハルヒ_
あ、まってよ!


後ろから追いかけてくる春妃をみて
笑う。
そんか毎日が楽しい。




長い長い校長の話ってめんどくさい
聞く気にもならない、
ふと横を見ると春妃が
コクコクと眠りに落ちそうな顔をしていた


「かわいい」


そう思った。

すると春妃と目が合った




春妃 _ハルヒ_
なによ(小声)
智弥 _サトミ_
寝顔かっわい(小声)


と、ちょっと遊んでみる笑
春妃の反応は毎回面白くて、
どうしてもおちょくりたくなる。


「はいはい、お世辞ねー」


と、流されてしまったものの
そんなので俺はいっさいめげません


隣の女子にもかわいいとか言ってみる
でもそんなの表面上、
春妃の顔をパッとみると


「誰にも言うのね」


そんな顔をしていた。









クラス表をみると1番最初に目に入ってきたのは
自分ではなく
春妃の名簿。

同じクラスだ


智弥 _サトミ_
お、クラス一緒じゃん
2年連続ー✌
春妃 _ハルヒ_
最悪



いつもの調子で毒を吐かれる、
内心喜んでくれてたら俺も願ったりかなったりなのにな...。


智弥 _サトミ_
嘘つけー実は嬉しいくせに!
春妃 _ハルヒ_
は、はぁ?!///



少し顔を赤くさせながら言われると
こちらだって照れてしまうけど
抑える、


「なわけ」


と、真顔で言われたので
こちらも正気に戻った。
春妃がいたら気持ちがおかしくなりそうだ









智弥 _サトミ_
なぁ?あとでいい?


俺は今日決めたことがある
それは告白だ、


春妃 _ハルヒ_
どしたの?



でも、弱虫な俺はいざ告白しようとすると、面と面では無理で...


智弥 _サトミ_
いや、あーやっぱLINEで話そ



と、逃げてしまうんだ。
LINEなんて最低だ。








LINE


智弥 _サトミ_
なぁ、今日のお前普通に可愛かった



普段本人にふざけでしか可愛いなんて
言ったことがないので
だいぶ緊張した。

なかなか返信が来ない...
ここは思いきって言うしかない!
俺も男をだした


智弥 _サトミ_
なぁ、俺お前のこと好きかも



ぬぅあ、言うてしまった...。
既読はついてるけど返信が遅くて、
これは失敗だなって思った

春妃 _ハルヒ_
私も好きって言ったらどーする?



う、そ。
嬉しすぎて...でも抑えて、
いつもの俺を保つ

智弥 _サトミ_
え、両思いじゃん
智弥 _サトミ_
あ、でも俺付き合えないし...



俺何言ってんの?
自分で言ったことが分からなかった。
だって、付き合えないことないんだよ、
前だって1人元カノいたし...
なのになんでこんな事言ってしまったんだ

智弥 _サトミ_
よし、
智弥 _サトミ_
友達以上恋人未満
の関係になろう



そして、
自ら俺は望んでいない関係を生み出して
しまいました。

プリ小説オーディオドラマ