第10話

7.先輩達
640
2022/01/20 20:31
燭台切光忠
燭台切光忠
さっき居た背の高い子、身長何センチだろ。と言うか、普段使ってる眼帯の代わりに医療用眼帯をつけてきたけど、変じゃないかな?
山姥切国広(極)
山姥切国広(極)
変ではないが……目立つには目立つな。にしても、さっきの連中の中に大倶利伽羅と似たような褐色肌の奴居なかったか?
燭台切光忠
燭台切光忠
あぁ、居たね。一人
乱藤四郎(極)
乱藤四郎(極)
獣耳の人もいたよねー!尻尾もついてたけど……本物かな?普通に動いてた
山姥切長義(分霊)
山姥切長義(分霊)
俺とぶつかった青年は目元にスペードマークがあったが……メイクかな
先程ぶつかった四人の話をする一方で、私は「何故先輩達とデュースが街に?」と一人考えていた。
山姥切長義(分霊)
山姥切長義(分霊)
ところで、彼等が着ていた制服……もしかしてとは思うが……
長義様に見られ、私は「学校の先輩とぶつかった子は同級生の、しかも同じクラスの子です」と答えた。
山姥切長義(分霊)
山姥切長義(分霊)
やっぱり、同じ学校の生徒だったか
乱さんは「えぇ!そうだったの!?」と驚く。しかし、山姥切様は「言われてみれば、確かにアンタが姿変えてる時に着てる服と同じだったな」と納得していた。
あなた(本来の姿Ver)
あなた(本来の姿Ver)
今、本来の姿だから私だって気付いてないと思いますけど……びっくりしましたね
乱藤四郎(極)
乱藤四郎(極)
だけど偶然だね〜。主さんから聞いた話だと、先生からの許可が無い限り、街への外出って禁止じゃなかったの?
あなた(本来の姿Ver)
あなた(本来の姿Ver)
その筈なんですけどあのメンツで街に来てるって……何ででしょうか?
珍しいメンツではあったが、それとは関係ないある事を思い出して「あっ」と小さく声を上げた。
あなた(本来の姿Ver)
あなた(本来の姿Ver)
一番背が高かった人、あの人がジェイド先輩なんですよ
乱藤四郎(極)
乱藤四郎(極)
あの人が!?何時もキノコ料理くれる人でしょ?お礼言いたいけど直接言えないのが残念だなぁ
燭台切光忠
燭台切光忠
学校でカフェ経営してる子の幼馴染君だっけ?僕も主が持って帰ってくる彼等の作った料理食べたりするけど、美味しかったよ。知り合える機会があれば、是非お話してみたいんだけどね
暫く歩いていると、一件の店に着く。お店には沢山のグラスや皿などの食器が並べられてあり、長義と松井が皆から意見を聞いてまとめた、これから必要な物や足りない物のメモを山姥切がポケットから取り出す。
山姥切国広(極)
山姥切国広(極)
お金は、博多が例の例の道で外貨両替の如くこの世界のお金に変えてくれたからこっちに来てもあまり困らないな。
助かる
山姥切長義(分霊)
山姥切長義(分霊)
外貨両替的な事が可能なのが一番の驚きだが、さっさと必要な物を買って帰るよ。お金に余裕があるからとはいえ、浪費してばかりだと松井江に叱られてしまうからね
何故先輩達が居たのか。それすら忘れて、私は乱さん達との買い物に夢中になり、そのまま本丸へと帰って行った。

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