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第1話

甘え上手🚫
2,330
2019/03/21 11:21
あなた

みっくん、明日デートしよ

ツリメ
うん、いいよ
あなた

どこ行く?

ツリメ
どこでもいいよ
あなた

そっか

ツリメ
うん
今日はドライなみっくんだ。
いつも、人格がコロコロと変わっていて一緒にいて退屈しない。
あなた

じゃあ、明日ね

ツリメ
うん、おやすみ
そして、1人で電車で帰る。
優しいみっくんの日は送ってくれる。
けれど、今日はドライな日。1人でこの暗い中帰る。
あなた

はあ、

自然とため息が出た。
翌日、早朝にスマホが鳴った。
あなた

はい

ツリメ
あ、あなた!?はやくデートしに行こ!!!
あなた

あ。うん!

今日は甘えん坊の日かな。
ツリメ
あなたあなたあなたあなたあなたあなた
あなた

なに!!

ツリメ
窓から下見てみて!!
あなた

え?

ツリメ
おはよう〜〜
あなた

お、おはよう!!

張り切って私の家まで来てしまったらしい。
ツリメ
待ちきれなかった
あなた

そうなのね、じゃあ行く?

ツリメ
うん!
支度を済ませ、素早く家を後にした。
ツリメ
ゆうえんちー
あなた

はしゃいでる笑笑

ツリメ
そりゃあね
あなた

ジェットコースターのろ

ツリメ
うん!!
乗ると急に私の手を握ってきた。
ツリメ
なんか怖くなってきちゃったから手繋いでていい?
あなた

うん、いいよ

みっくんも楽しかったらしくウキウキとしながら次乗る物を決めていた。
ツリメ
んーとー、観覧車かなー
あなた

お、いいね!!のろーう!

私が先を歩いていると、裾を後ろから掴まれているようだった。
ツリメ
あなた、隣で歩いてよ
あなた

あ、ごめんね

ツリメ
なんか、寂しかった
あなた

ごめんね

ツリメ
手、繋いで
あなた

うん、もちろん

少し拗ね気味だったけれど、観覧車へ乗るとコロっと態度が変わった。
ツリメ
あなた、これ終わったら帰ろ?
あなた

え?はやくない?

ツリメ
なんかさここ広いから、あなたが遠いんだもん
あなた

そんなことかあ、いいよみっくんがいいなら

ツリメ
隣行っていい?
あなた

うん、おいで

迎えから隣へと移動してくると早速私の頬にキスを落としてきた。
ツリメ
手、繋いでいい?
あなた

うん、いいよ

すると、私の膝に頭を乗せてきた。

私の事を下から見上げてニコニコと笑っていた。
ツリメ
あなたの膝っていいよね
あなた

なんか少し変態みたいだよ笑

ツリメ
いいの!
あなた

みっくん

ツリメ
ん?
あなた

帰ったらなにしよっか?

ツリメ
んーてれびげーむ?
あなた

それは、いつかねいつか

ツリメ
えー、絶対、今度しよーね??
あなた

はいはい、今度ね

ツリメ
楽しみに待ってる、
あなた

うん、そうして

すると、状態を少し起こし私の唇に唇を密着させてきた。舌が入り込むと力が一瞬で抜けて行くのを感じた。繋いでいた手が離れてスルスルと私の胸へと運ばれた。
あなた

んん

息がつまり声が出た。
ツリメ
あなた、好きだよ。
体が元の姿勢に戻り私の目を見て言ってきた。
あなた

私も好きだよ

ツリメ
ひひ、あなたのおっぱい柔らかいね
あなた

バカ!もう、離して!!w

ツリメ
えー、じゃあ、ぎゅーしよ
あなた

うん

私の事を勢いよく締め付けるように抱きしめてきた。
耳元で、聞こえる声はいつも以上に優しくて心地が良かった。
ツリメ
せっくすしたいな
あなた

あーー、もう、さっきから、しつこいよ

ツリメ
んー意地悪
あなた

みっくん、もう観覧車終わるよ、離れて

ツリメ
やだ。
あなた

やだじゃなくてさ

ツリメ
じゃあ、ずっと手、繋いでて
あなた

うん

手を繋いだまま家へと帰り、そっと夜が更けるのを待った。

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