第4話

7月28日―坂田/しま/うらたside―
554
2018/12/01 17:55
――――LINEにて
うらた
おい 坂田
うらた
いよいよ今日だぞ
ちゃんと勉強はしたのか?

まあ俺たちと遊べるように
頑張るんだな。
俺も応援しててやる

わかったな?
さかた
ふふ 俺もちゃんと勉強したんやで!!

だから大丈夫や!
応援ありがとう♡♡
うらた
きっつ(  ˙-˙  )
さかた
(´◦ω◦`)
はぁ、、

今日が
とうとう来てしまった…

うらたさんには勉強したって言ったけど
本当のとこはそこまでしてなくて
とある計画に没頭してたんよな〜

だからちょっと心配なんだけど。。

まあうらたさんが送ってくれるであろう念で答えを導くまで…か。
憂鬱になりながらも
通い慣れた学校へ足を運ぶ

あ、、
あれ まーしぃやないか…?!
さかた
まーしぃいいいいぃぃいぃいいい!!!
しま
おわっっ、
全く、朝から元気だな 坂田
さかた
えへ そう??
しま
うんうん 元気でいいと思うから少し静かにしような(  ˙-˙  )
さかた
はぁいwww
さかた
そいえば、
まーしぃも学校やろ?

一緒に行かへん???
しま
ええよ
しま
坂田 お前勉強したかー?
さかた
あは 何言ってんの〜
勉強したにき、決まってんじゃ〜んんんん(^◇^;)
しま
あ、そう。
俺は死ぬ気でやったからな!(*`ω´*)ドヤッ
さかた
な、なんで俺がやってないみたいな…??
しま
え、やってないんちゃうん??
さかた
あいや、むちゃくちゃやったと言ったら嘘になりますけど……(--;)
しま
やろ??
坂田の嘘はわかりやすいんよwww
あ、その言葉
前にうらたさんにも言われたことあるなぁ

『お前の嘘はすぐ分かるんだよ』
って。。
あの時は 嘘つくな ってすんごい怒られたわ…
さかた
そんなに?!
しま
おう
しま
てか坂田?

もう学校だけど
大丈夫か?
さかた
え もう学校?!!?!
しま
まあ 時間ギリギリで早足やったからなwww
さかた
oh(´・ω・`)...
『坂田の嘘はわかりやすい』
その言葉から思い出される記憶に浸りながら教室へ向かい、テスト用紙が配られて僕はやっとその余韻から離れることが出来た。
先生
じゃあ
これから第1回夏休み確認テストを行う。
これで赤点を回避した者は次回以降の補習は不参加でも良いとなる。

それでは――――――――



初めっっ!
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さかた
ん〜〜〜〜〜〜っ

ふぁぁあ
やっと終わったぁ…
しま
だな…
もう全力出しきったぜ…

坂田このあと暇か?
さかた
ん 暇だけど どしたん?
しま
アイス食いに行こーぜ!
さかた
いいねぇwww
しま
まあ それもテスト返却が終わってからだけどな( -᷄ ω -᷅ )
さかた
…せやね

まーしぃはもしも90点以上取れてなかったらどうするん?
しま
んーー俺は とりあえず土下座するわ
さかた
まじかwww
しま
うらたさんに条件つけられた日あるやん、あの日の夜にな?センラさんからLINEが来て、、
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せんら
志麻くん 志麻くん

今日うらたんが言ってた条件に志麻くんは付け足しで90以上取れなかったら、センラが志麻くんの家に行ってゲームとか全部ぶち壊すんで 甘い考えはしないように、ですよ??(*^^*)
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しま
って言われた(´·ω·`)
さかた
うえっへえええwwwwww
まじかよw
センラ扱い慣れてんなーーwww
しま
やろ??
条件つけられた側やけど
流石やな、思ったわwww
先生
はーい 席着けー

テスト返すぞーー
しま
あ、やべ

んじゃ帰りな。
寝るなよーーー
さかた
はーいww
国語 92
数学 93
理科 91
社会 95
英語 91

テストは見事に……
と言っていいのか、、

ギリギリ90点を超えることが出来た…

あぶねーー!!
まじセーフ…
まじセーフ…!(大事なことなので2回)

よしゃ!
これでうらたさんと思い出作りができる…!!




てゆうか 先生話長すぎぃ……






それにしても…思い出か。


思い出。




もう





最後。












この夏で


















寂しいな…




もっと。


一緒に。。






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━━━━━━━
しま
おい坂田!!!
さかた
え…
あ、ごめん まーしぃ…
僕 また寝てた…
しま
さか、、、おまえ、なんで…っ、、


なんで

泣いてるの…?
さかた
え…
僕 なんで、泣いて…?

う、あ、、う、…
はぅっ…ああっ…
しま
ちょ 坂田!
泣かないで!!大丈夫か、?!
テストの点悪かったとか…?!
さかた
ううん ちが、違うの…
なんで、僕 泣いてるのか…
わか、、なくて…
うっ、あぅっ…
しま
あぁっ、えっと、とりあえず!

とりあえず帰ろ!な?
坂田ん家、送ってくから!な?
さかた
うん…
なんで僕泣いてんやろ…

もしかして
"あれ"のせい…?

そんなの気にしたって
もう、、やるって決めたのに…
しま
お邪魔しまーす…って
坂田お前 部屋片付けてる…?
さかた
へ、あ、ううん…
ちょっと色々あって…
しま
そか。
とりあえず…話聞くで。
何があったん?
泣いた理由がわからなくても、何となく自分で分かるんちゃう?
わかる…
多分あの事だ。

でもこのことを言ったらまーしぃは
きっと僕のことを嫌って
僕を捨てるかもしれない…

そんなのやだ…
僕は、、僕は、、、
さかた
なんでもないんやって〜
ほんまに!

テストもちゃんと90点超えたし、
思い当たることもないから
さっき悲しい夢見たんよ!きっと!
しま
ほんま?
さかた
ほんまに!!
しま
じゃあ いいけど…
あんまり無理すんなよ?
さかた
ん!
ありがとな まーしぃ!
しま
あ、そういや、、
悪いけど、俺用事入って…
アイス今度食いに行こな!
さかた
おっけー!!
急にごめんなぁ まーしぃ
しま
俺は大丈夫やって!
さかた
んふ ありがとな
しま
おう
まーしぃを見送った後、
疲れた俺は深い眠りについた。








―しまside―

坂田、様子が完全におかしかった。
しかもあれは 嘘ついてたな。

まあこっちも用事あるなんて嘘ついたんだけど…

とりあえずうらたさんに――――――――









―うらたside―
坂田とまーしぃ
テスト大丈夫だったかな。

ま なんだかんだ言っても
やる時はやる奴らだから心配ないよな!
♪。.:*・゜



ん、まーしぃか…
うらた
うぃー、もしもしー
まーしぃー?
しま
あ、うらたさん?

今日
坂田の様子がおかしくてっ――――
うらた
え、坂田が…?
まーしぃから今日あった出来事を全て聞いた。

それで俺がわかったことは3つある。

1つ目は
坂田が下校前、教室で寝ていた時に泣いていた事、
2つ目は
朝はなんの変化もなく、テストの点も大丈夫だった事、
3つ目は
途中から泣いていた理由がわかっていたとしても、嘘を貫き通していた事――


あいつ…
何かあったのか…?
うらた
わかった

まーしぃ、ありがとう。
一応坂田にも連絡する。
しま
ありがとう…
うらたさん。
うらた
じゃあな。
しま
うん
プツッ プープープープー

電話を切って俺は色んなことを考えた。
全て俺の想像や憶測だが、、
多分

坂田の過去の事が関係してるんじゃないか。

俺はその結論に至った。

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