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第1話

出会い
1,039
2018/02/24 09:48
弱虫で、男の子にいつもいじめられる少女。
せめてもの意地か、家に帰るまで涙は流さない。

あの日もー。

そう、あの日も、目に溜めた涙が零れないように堪えていたんだ…。
男の子1
あなた、お前まだお母さんと一緒じゃないと寝れないんだってな!
男の子2
だせー!
男の子3
いつまで経っても赤ちゃんだな
あなた

…うるさい。

男の子1
はぁ?
あなた

うるさいってば!
ばーか!!

彼らに抵抗したのは初めてで。
怖かったけど、少し強くなった気がした。


背中を向け、走り出す。


瞬間、後ろから突き飛ばされて転ぶ。
地面はアスファルト。
みるみるうちに膝から血が滲み出す。

男の子たちはそれにびっくりしたのか怖くなったのか、逃げてしまった。


痛みとショックとで、我慢していたなみだが溢れだす。

閑静な住宅街の真ん中で、少女は1人、静かに泣いていた。

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どれぐらいの時間そうしていただろう?
ふと顔を見上げると、涙で滲んだ景色の中に見知らぬ男の子が立っていた。

こちらに向かって手を差し出し、彼は優しく言う。




"大丈夫?"




男の子に優しくされたことなんてない少女は戸惑った。
けれどこの子は他の子とは何かが違うと感じたのか、少年の手を握り立ち上がる。
足の痛みに顔をしかめながら、手を繋いだまま歩き出した彼に着いていくしかなかった…。




あなた

あれ、ここ…。

少年
ん?
あ、入って!
あなた

え、と…おじゃまします。
ここ、あなたのおうち?

少年
そうだよ!
今お母さんいないから、足の痛いの治してあげるね!
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あなた

ありがとう!
じゃあ、ままが心配しちゃうから帰るね!

少年
送っていかなくてへーき?
あなた

うん!
私のおうち、お隣だから!

少年
なーんだ、お隣さんかぁ!
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少年と少女が仲良くなったのは、そんなことがあってからだった。

どういう訳か、その子といる時は他の男の子たちがちょっかいを出してはこなくなった。


------------------✁︎キリトリ線✁︎-----------------
おはようございます、こんにちは、こんばんは

多分皆さん初めましてじゃないけど、初めまして!笑
この小説を読んでくださってありがとうございます!(ノ*°▽°)ノ
訳わかんないですね笑
いやぁ、作者のこのテンションでお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが…
私、元ここなっつみるく🍼[ウオタミ🐟]です
ダメ恋。とか、小さな約束。とか書いてた人です!
そうです、モトキとシルクとザカオの3人と、幼い頃に交流のあったあの人です!
ファン名は、なっつ類とか言ってた人です!
それでも分からない方!
…初めまして(´∀`*)←

長らく放置している間にアカウントが消えてしまいまして…( 'ω')ファッ
どうかどうか、なっつ類の皆様戻ってきて下さいまし!!il||li _| ̄|○ il||l
相変わらずうるさくてごめんなさい!
そろそろお引き取りしたいと思います笑

それではみなさんせーの、
( ๑≧ꇴ≦)ゞアデュー

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