第2話

思い立ったが吉日
2,086
2019/12/12 11:36
僕は黙って見てることしか出来ひん。


勇気がないから。


そうやってまた先延ばしにしたのだ。




もう、先なんて無いかもしれないのに。



今助けなきゃダメかもしれないのに。
完全に作者の偏った趣味を詰め込んだ作品なのでタグに見覚えない方はUターンをおすすめします。


Uターンしなかったさくしゃとしゅみがにている画面前の腐女子(腐男子?)
はぜひよんで行ってくださいね!



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うらさんは僕に隠し事をしてる。

それもかなり重要な話。

まぁ勘なんやけどね。
でも僕の勘って結構当たるんよ。

良く考えればもっと早く気づけたかもしれんけどなんせ僕やから。

2ヶ月前、告白して、うらさんからも

「俺も好き」

って言われて調子に乗って、浮かれてたわけだ。


ほんで、僕が、彼女でありclaimでもあるうらさんの違和感に気づいたのは三日前。

我ながらほんまにアホやと思うわ。

めっちゃいっぱい変なとこあったのに。


問い詰めるべきかなって悩んでるうちに三日経ってた。






この時に聞いておけばよかったんだよな。


取り返しがつかなくなる前に。


"思い立ったが吉日"

とか、

"今日のことは今日のうちに"

とか言うのに。




結局、僕は、ホントのことを聞く勇気がなかった。

それだけの事。

要するに、僕には覚悟が、うらさんの抱える秘密を知ってそれでもうらさんのことを守り続ける覚悟が足りなかった。






だから、



だから、




僕はうらさんがずっと辛い思いをしていたことを知ることが出来なかった。



うらた
うらた
あ、いや、大丈夫!ごめんな、続けよ!!
さかた
さかた
………

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