ジミンside
あなたの周りにはテヤンも僕もハリンも、
あなたを大好きな人たちがたくさんいる
かわいいし、頼りないし、
助けてあげたいってつい思って…
そう。僕たちは家族みたいで一緒にいるのが当然で、
いなくなったテヤンの分まで愛してあげなきゃって、
絶対僕が守るって心の中でテヤンに誓ったんだ
あなたもいつしか僕たちに助けを求めて、
いつも近くにいるのが当たり前になってた
でももう子供じゃないんだよ
テヤンが自分で自分の道を決めて進んだように、
あなたも自分の足で歩いて行かないと
僕も…
ジミンの言ってることは正しかった
それに応えたいって思った
小さく、ごめんね、と言って
わたしを優しく抱きしめた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!