はい!あなただぞい★
いよいよ今日は旅館へGOです。
少し温泉の心配はありますが、
旅館は初めてなので楽しみです!
集合まで後数分あるけど……
もう行っちゃおうかな
ガラガラガラ
ガラガラガラ
スタタタタ
しのぶさんによると
全員で泊まるのは1泊2日らしいです。
それ以降は自由に帰っていいとか何とか……
甘露寺さん…
着物姿似合ってらっしゃる!!
ピンクの中の迷彩柄が凄いっ!
僕の着物の柄は雪の結晶が描かれている。
前買い物に行った時に買ったものだ。
しのぶさんの着物の柄は、
紫色の布に蝶の刺繍がされてあるものだった。
しのぶさんに凄い似合っているっ!!
その後柱全員合流し、旅館に着いた。
え?これで?これでマチマチだな?
は?
着物をしっかりと着たおばあさんが
私達に向けて頭を下げる。
そんなことをしみじみと考えていると、
木の棒のようなものをおばあさんが
みんなに配っているのが見えた。
木の棒のところに部屋番号が刻まれてある。
こうゆうのは、シンプルでいいなと思った。
旅館も部屋もデカくて、鍵まででかかったら
そういうのに慣れていない僕は
圧倒されて逃げ出すだろう。
そう告げるとおばあさんは、
次の仕事があるのか少々急ぎめに去っていった。
さて、部屋はどのくらいなのか……
一人部屋だからな…あくまでも……
そんなにでかくないことを祈る。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。