第33話

🐣
143
2021/04/11 08:11
慌ててお財布の中身を確認する。



百円玉が1枚と、五十円玉2枚、十円玉が2枚、一円玉が5枚…おわり。



え、165円?
you
165円!?
ICカードの残額も含めると、あって500円くらいだろうか。



私は、家賃や食費、光熱費などその他諸々の費用を含めて、毎月1日に15万円親に貰っている。



15万円なんか高校生からしたら大金だが、オタクの私には正直足りない気もする。(((おい
대휘
대휘
お金、ないの??ㅋㅋㅋ
you
うん…
あと165円…
そして一番ヤバイ事実はこれだ。



壁にかけられた日めくりカレンダーに目をやると、「20日」の文字。
you
あと、10日…
대휘
대휘
うそ~!ㅋㅋㅋ
대휘
대휘
あなたやばいじゃん!
you
ちょっと笑わないでよ…
私にとっては死活問題なんだよ…?
대휘
대휘
どーせあれでしょ?
推しに貢いでたとかでしょ?
you
うっ…
図星だ。まさにそれである。



ただ、推しに貢いでこうなったなら別に構わない。



幸せな散財というやつだ。



うん。これでこそプロのオタクだ。大丈夫、いつもどおりだぞ、あなた!
대휘
대휘
でもごめん…
僕が勝手に来て冷蔵庫の中身使っちゃったから…
you
いやいやデフィはぜんっぜん悪くないからね!?
대휘
대휘
じゃあ、とりあえずお昼は僕の家で一緒に食べよ!
you
ありがとうございます感謝します(泣)










next

プリ小説オーディオドラマ