第5話

五輪
669
2020/09/16 09:14 更新
色々と話を聞いたが

やはり私は死ぬようで……

母も言葉が出なかったのか

病院からの帰り道

母と二人、一言も話さず家に帰ってきた。

母親
……あなた…
あなた
なあに?お母さん
私は今出来る精一杯の笑顔を向けた
母親
……無理に笑わなくていいわよ…
泣きたい時は泣きなさい…
あなた
……っ…
泣か……泣かないよっ……私……
あなた
だって……泣いたら…
負けたような気持ちになっちゃうもん…
いつの間にか涙が流れていた。


…本当は隠していたかったけど
母親
…クスッ
とか言いながら泣いてるじゃない
あなた
そ、れは……
母親
ハイハイ、言い訳は後で聞くわよ
そう言い母に抱き締められた。

久しぶりに触れた人肌に

また涙が溢れた。

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