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2021/10/08

第4話

あの頃は
ユンギside















陽の光が目にあたり薄く目を開く。背中には遅くまで俺を抱き続けた恋人の温もり。

suga「痛っ…」

今日は久々の休みだ。丁度いいや…動かないでじっとしておこう。

そう思いながら体制を変える。そこには深い眠りに落ちている恋人が目に入る。

スースーと寝息を立てる姿は幼くてでも綺麗で見とれてしまう。

寝顔はこんなにも優しいのに起きているヒョンはすごく怖い。

なんで怖いと感じるのだろう…。仮にも恋人なのに…。でも怖くて、真っ黒で光を通してない瞳で見られると怖くて震えてしまう。

付き合いたての頃はあんなにも幸せだったのに…。
恋人であるヒョンを見ても震えたりなんかしなかった。

そうあの頃は…。











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JN「ユンギ〜」

suga「なんですか?」

JN「遊びに行こう?」

suga「いいですよ」

JN「星が見える場所があるの綺麗なんだ!」

suga「へぇーいいですね行きましょう」

JN「明日は?」

suga「大丈夫です。」

JN「なら、7時に出掛けよう!」

suga「分かりました」

JN「じゃあね」

suga「はい」


ヒョンと久しぶりに出掛けられる!何着てこう?
楽しみだなぁ…。



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JN「ユンギー?できたー?」

suga「はい、行きましょう」

JN「よし!しゅっぱーつ」

suga「オー…」

JN「フフッ」

suga「なんですか?」

JN「ううん‪w‪wなんでも」

suga「ふーん…クァ」

JN「眠いの?」

suga「…ちょっと」

JN「寝てていいよ。着いたら起こすから」

suga「はい…すみません」

あぁせっかくふたりきりなのに瞼が重くて開かない…。昨日の俺何してんだよ〜!


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JN「ユンギ?着いたよ」

suga「ん…すみません」

JN「昨日遅かったの?」

suga「作業してたら遅くなったんです」

JN「あんまり無理しちゃダメだよ?」

suga「はい…ありがとうございます」

JN「じゃあ行こっか!」

suga「はい!」

ガチャ

JN「ほら、あそこ」

suga「あの丘ですか?」

JN「そう!仕事で1度来たんだ!綺麗だったからユンギにも見せたくて」

そう言って耳を赤くして笑うヒョン。なんだかよく分からない感情が体から溢れて、今にも吐き出してしまいたくなる。

JN「ほら、行こう?」

armyを一瞬で虜にしてしまう程の美しい笑みを浮かべて手を差し伸べてくる。あぁだからやめてくれ。これ以上好きにならせないでくれ…そう思うのに差し出された手をとってしまう。

suga「…///はい」

赤くなった顔を見られたくなくて下を向いて歩いているといつの間にか着いたみたいでヒョンが目隠しをしてきた。

suga「ヒョン?」

JN「特等席に案内するよ。少しの間我慢してね」

suga「?コク」

JN「着いた!いい?」

suga「は、はい」

JN「じゃぁぁーん!」

目隠しを離された時目の前に広がったのは沢山の星達…すごく綺麗で見とれてしまった。

suga「…っ」

JN「綺麗でしょ?どうしても見せたくて」

suga「どうして俺なんですか?星ならナムジュナの方が好きそうな気がしますけど…」

JN「んーそうだけど…ユンギが良かったの!」

suga「変なヒョンですね」

JN「やー!なんだそれ!」

suga「物好きですよヒョンはこんな奴と一緒にみたいなんて」

JN「そうかな?メンバーは違うかもだけど僕はユンギがいい」

suga「あぁそうですか」

JN「ねぇ…」

suga「はい?」

JN「僕が今日ユンギをここに連れてきたのは一緒に見たかったからもあるんだけど言いたいことがあったからなの」

suga「なんでしょう?」

急に真剣な目で俺を見つめてくるヒョン

JN「…すき…ユンギが好き」

suga「え?ヒョン…」

JN「どうしようもないくらい好き」

suga「あ、あの…」

JN「好きで好きで大好きでここに連れてきたいって思ったのも一緒に見たいって思ったのもユンギが好きだから。あぁーごめん!なんか目の前にすると緊張してまとまらなくて…その…つまり!」

suga「コクコク」

JN「僕と付き合ってくれませんか?」

黒い薔薇を差し出しながらずっと望んでいた言葉が聞こえた。

suga「…っ」

耳だけじゃなくて顔まで赤く染めたヒョンは綺麗だった。でも、すごく嬉しくて思わず泣いてしまった。

suga「うぅ…ひょんのばかぁー」

JN「え?なんで?嫌だった?あ、謝るから!」

suga「違います!嬉しいんです!ずっと俺だって好きだったから…」

JN「え?え?ユンギも僕が…ってことは両思い?じゃあ!じゃあ!」

suga「よろしくお願いします」

JN「やったァァァー!」

ぎゅうぎゅうと抱きついてくるヒョン…苦しかったけど嫌な苦しさじゃない。幸せだったから…。

JN「絶対幸せにする!」

suga「お願いします」

そのまま見つめあって、お互いの顔が近づいていく…そして、唇がヒョンのにくっついた。

JN「ふふっ幸せだぁ…本当にありがとう」

suga「こっちの方こそありがとうございます」

JN「大好き!愛してる!ユンギー!」

suga「分かりましたって!‪w‪w俺も大好きです。」


その日はそのまま帰ってヒョンの部屋で寝た。信じられないくらい幸せな夜でこんな幸せもうないんじゃないかって思った…


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JN「…ギ…ユン…ギ…て」

suga「…んん」

JN「おはよう」

いつの間にか眠ってしまったらしい。

JN「昨日はごめんね…嫉妬しちゃった」

suga「いえ…俺も悪かったです。」

こうやって抱かれた日の朝は謝って始まる。前日どれだけ怖くても次の日の朝になれば優しくなるヒョンが大好きだったのに…今は優しいヒョンさえも怖くなったしまっていた。震える体を必死に隠して笑顔を見せる。

JN「ごめん…次はこんなことしないから…絶対」

これも決まり文句…毎回言ってるけど1度も治ったことは無い。それさえも愛おしいと思っていたんだから自分が怖い…。

suga「もういいですよヒョン…大丈夫ですから」

JN「ありがとう…ユンギ…お水持ってくるね」

suga「ありがとうございます」

そう言って走って取りに行ったヒョン…。

suga「そう言えばあの日黒い薔薇の花を貰ったな…。あの時のヒョンはどんな想いでこれを送ってくれたんだろう…」

きっとヒョンのことだから純粋な愛とか初恋とか愛してるとか?突然気になってしまいパソコンで調べる。

suga「黒い薔薇 花言葉」

どんなことが書かれてるんだろう。少し期待していた。あの時のヒョンは優しかったからすごくいい言葉な気がしたから…。

suga「えっと……貴方はあくまでも私のもの…?」

私のもの…ってなんだ…あの時からヒョンはこんなにも怖かったのか?あんなにも優しくて美しくて弟想いのあのヒョンが…?

JN「ユンギ〜?開けてー」

suga「っ!は、はい!」

急いでパソコンの検索履歴を消す。

ガチャ

suga「すみませんヒョン」

JN「ありがとう…何してたの?」

suga「布団の上で寝っ転がってたんです、そしたらヒョンが来たからびっくりしちゃって」

JN「なんだそれ‪w‪wほらお水飲んで」

suga「ふふっはい」





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本当にあの頃は幸せだったんだろうか…。ヒョンと過したあの頃…いや、いつから変わってしまったんだろう…俺と付き合う前?俺の事を好きになった時?分からない…あの人はなんなんだ…何者だ…。

V「ヒョン!どうしました?」

suga「え?」

V「ぼっーとしてたから」

suga「あぁ考え事だよ」

V「ふーん」

suga「なんだよ‪w‪w」

V「なんでも‪〜」

suga「で?なんだよ」

V「あぁそうそう!」

suga「?」














V「ヒョン!一緒に星を見ませんか?」












suga「は?」
















あの日と同じ…ヒョンの檻の中に閉じ込められた日と同じだ。

















            ……To be continued