第76話

육십칠
5,665
2019/01/03 11:02
モモ
モモ
その話詳しく教えてくれる?
ユンリ
ユンリ
うん
ユンリ
ユンリ
私ね、小さい頃から虐待されてて一回も誰からも愛されたことがないまま親に捨てられたの。

で、拾ってくれたのがいじめ殺し屋の人たちだったの。
いじめ殺しをしてあげるなら住ませてあげるって言われて許可したの。人を愛したこともないし愛されたこともない自分ならできると思ったから。
モモ
モモ
うん
ユンリ
ユンリ
でね、あなたちゃんがターゲットにのったの。だからあなたをいじめ殺すためにこの学校に入った。でもあなたちゃんが優しい人で私を1番最初に愛してくれた。嘘かもしれないけれど大好きって言ってくれた。それだけで嬉しくて涙が出そうだったの。
ユンリ
ユンリ
だから殺したくないって思ったの。初めて思ったの。こんなこと。
けど、殺さないと何されるか・・・分からなくて・・・
でも絶対に殺したくないし、今の私にはあなたちゃんを殺す事は無理だと思う。
モモ
モモ
・・・そっか。正直に話してくれてありがとう。
そう言ってユンリにハグした。

思っていた通りにユンリはいい子だった。けどあなたにこれを伝えないとこの話は前進しない。
モモ
モモ
ねぇこの事をあなたに話してくれない?
ユンリ
ユンリ
・・・え?
ツウィ
ツウィ
それであなたを助けるんですか?
モモ
モモ
うん

“あなたは私達が守らないとだよ”___________

プリ小説オーディオドラマ