第4話

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2022/10/12 14:58



「 怪 我 」











あなたside







今日はある音楽イベントに出させて頂いている。
有観客でMINIと久しぶりに会えて嬉しい。






最近は次のシングルの準備期間でもあり
なかなか表に立つことがなかったから
楽しくてたまらなかった。









MINIのみなさんや他観客の方に最高のパフォーマンスを届けようといつもより気合いが入っていた。


















パフォーマンスも終盤に入り、より気合いが入っていた時だった。











(なまえ)
あなた
 いっ.....!!!







足に激痛が走った。






BOMBARDAのジャンプのところで
着地に失敗してしまい足を捻ったみたいで、






しばらく痛みはあったがもう終盤だしと
思い、気にせずパフォーマンスを続けていたらだんだん痛みは引いていた。







とりあえず出番が終わり、アンコール衣装に着替える為に舞台裏へとはけた。







そしたら自分では気づいてなかったけど、
足を引きずりながら歩いてたみたいで....笑











藤牧
藤牧
あなた? 足どうしたの?



(なまえ)
あなた
え、?



藤牧
藤牧
しっかり足引きずって歩いてますよ〜
ほら見して



別に大したことないのに、、と思ってたけど

靴下を脱ぎ足首を見ると思った以上に腫れていて、じわじわと痛みを感じるようになってきた。





藤牧
藤牧
これ、相当痛いでしょ?



尾崎
尾崎
あなたどうしたん?!すごい腫れてるけど..



尾崎
尾崎
とりあえず医務室の先生呼んできた方がええよな..



藤牧
藤牧
ごめん匠海 呼んできて



尾崎
尾崎
うん!!



そんなことより早く着替えなきゃアンコール間に合わないのに、、という感情が湧いてきてて





そんなこと京ちゃんだって気づいてるはずなのに
時間を割いてくれているのが本当に申し訳ない。





数分後医務室の先生が来て、近くの椅子に座らされ私の足を見るや否や深刻な顔をする先生。




先生
先生
かなり腫れてるから今すぐにでもやめてほしいけど、どうせやめてくれる訳もないからとりあえずテーピングで固定ね




先生
先生
あと痛み止めも飲んで



やってしまった...
と思いながら痛み止めを飲み、着替えてステージへと向かった。



















「「 ありがとうございました !! 」」
















その後痛み止めとテーピングの効果が出たのか
痛みを感じずいつも通りパフォーマンスをすることが出来た。







だが、楽屋に戻る為舞台裏の階段を下っていた時だった




(なまえ)
あなた
痛っ....!! あっ..




ガタンッ






西side





BOMBARDAのパフォーマンス中、前にいた
あなたがジャンプの着地に失敗してて。





足首を捻ったみたいで心配して見ていたけど
痛そうな顔を一切せずに普段通りパフォーマンスしていて少し安心していた。だけど




さっきアンコール前舞台裏へはけた時
あなたの歩き方がおかしくて。



足を庇って歩いているような感じだった。




遠くから様子を伺うとあなたの足首は
思ったより腫れていて...よくあれで踊ってたよなー、て思うくらいだった。





医務室の先生も深刻そうな顔をしていて
やばいんだな、と思った。





アンコールが終わり楽屋に戻る為に階段を降りていたら大きな音が




木村
木村
あなた!!


西
西
えあなた?!





降りている途中で足に力が入らなくなって踏み外してしまったようで、
幸いにも頭は打ってないようで意識はあるから良かった。



けど、









(なまえ)
あなた
痛いっ.....泣


下唇を噛んで耐えていて、




藤牧
藤牧
あなた大丈夫? さっきのとこ切れちゃったかな


木村
木村
とりあえず医務室に急ごう


本人は歩こうとしてたけど痛くて右足に力が入っていなくて、、
俺がおんぶして医務室へと走った




あなたの足首は靴下を脱がなくても分かるくらい
パンパンに腫れていてほんとによく頑張ったよなって思った。






医務室に着き、靴と靴下を脱がすと
やっぱりありえないくらい腫れていて..


テーピングを剥がし肌の色も顕になったが青紫色になっていて相当痛そう








(なまえ)
あなた
痛いっ......泣

先生
先生
白岩さんよく頑張ったねー!!
とりあえず冷やそうか


相当な腫れだったのでバケツに氷水を入れ
足を入れて様子を見る


先生
先生
ごめんね、寒いよね


先生
先生
このブランケットかけてね、


藤牧side



医務室に来てあなたの足首を見ると
さっきより腫れていて色も青紫で相当痛そう



今応急処置として冷やしているんだけど
汗をかいていて体が冷えたみたいで
震えていたから医務の先生から頂いたブランケットをかけて温めている。



藤牧
藤牧
洸人くん、俺のパーカー取ってきてもらってもいいですか?


西
西
おっけい、!


・・・


西
西
はい、!
ついでにみんなにも言ってきた



木村
木村
洸人ありがとう!
藤牧
藤牧
ありがとうございます!


持ってきてもらったパーカーをあなたに着させて
様子を見る。






数分後


先生
先生
これ以上冷やしてるとしもやけになっちゃうし
ここでは冷やして固定するくらいしか処置できないし冷やしても腫れが治まってないからこれから病院に行って



(なまえ)
あなた
病院...,


荷物は柾哉くん達にお願いして
俺と匠海が付き添いでマネージャーさんが用意した車に乗り込んだ





(なまえ)
あなた
んっ、、、、泣



尾崎side
尾崎
尾崎
あなたどうしたん、?痛む?


(なまえ)
あなた
いや、っ、あなた怪我しちゃった、、やだっ、


尾崎
尾崎
大丈夫だよ!怪我なんて誰にでも起こることやし、
あまり自分を責めないであなた。


病院に向かってる途中 急に泣き出してしまったあなた。

患部が痛むのかなと思ったら怪我したことに罪悪感を感じてるらしく、、



罪悪感なんて感じなくていいのに。
あなたは悪くないし







あなたを引き寄せて背中を摩ってあげていたら
段々肩の力が抜けてきて、気づいたら夢の中へ











尾崎
尾崎
あなたー!あなたさーん


(なまえ)
あなた
ん、、?



尾崎
尾崎
着いたで



(なまえ)
あなた
あ、うん、、


尾崎
尾崎
ん、あと京介も起きて


藤牧
藤牧
え、あごめん普通に寝てた





病院に着き、車いすを使って裏口から案内してもらった。




あなたは念の為骨折がないかレントゲンや検査を受けに行った。









先生
先生
骨折等異常はありませんでしたが
かなり酷い捻挫ですのでがっちり固定しますね


(なまえ)
あなた
はい、


先生
先生
固定してる間は松葉杖をお使いになってください


(なまえ)
あなた
ありがとうございました、、



尾崎
尾崎
あなた、


検査と診察を済ませ出てきたあなたは松葉杖をついていて。




藤牧
藤牧
骨折だった、、?


(なまえ)
あなた
いや、骨折まではいってなかったけど
酷い捻挫だったから1週間はがっちり固定して
松葉杖を使って欲しいって、


尾崎
尾崎
そっか、、



それからあなたの松葉杖生活が始まった。






最初はずっと落ち込んでたけど段々笑顔が増えてきて。








かなりずっと安静にしていたからか予定よりも早く治り、今は元気にダンスを踊っている。


fin.

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