「ーーーー!」
「ー!〜〜〜?」
女子生徒が数人、話している。
「あ、そういえば和って好きな人いる?」
話していた女子のうち、一人がそう私に問いかけた。
和『ん〜どうだろ?w』
そんな有耶無耶な返答をする。
和『まぁ……いたっちゃいたけど……』
「え!誰!?」
和『えー教えなきゃダメ?』
「ダーメ!」
和『はいはい。わかったよ。』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あれは……中二の夏だったかな?
私そん時あんまり学校行ってなくて、その日も近くの公園とかで暇つぶしてたんだけど
「君、学校行かなくていいの?学生でしょ?」
って急に知らない人から言われて、
和『……学生だからって必ずしも学校に行かなきゃいけないとか無い。』
とか言っちゃって。
「……だね!ごめんね…急に!」
和『別に。』
和『てか誰?』
春「あ、春って言います〜よろしく〜」
その日から公園に行ったら春がいた。
春「やっほー和!今日も学校行かないのかい!」
和『うるさい。春には関係ない。』
春「酷いな〜」
話を聞けば春も学生で、なんなら私に学校行けとか言えないくらい休んでる事が発覚して…w
和『私に学校行けとか言えないじゃんw』
春「だね…w」
春は高校生で私は中学生。
高校は義務教育では無いから留年とかあるのに、それでも休んでる。
理由を聞けば、「つまんない理由だよ」って笑いながら言われて。
その日から春が気になった。
なんで学校に行かないのかとか、そんな事気になって……w
挙句の果てには恋人がいるのかまで気になって来ちゃって…ww
そこから……私って春の事……好きなんだなって思った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
和『こんな感じだよ?w』
話し終わって女子の方を向くと目をキラキラさせている。
「何その運命的な出会い!」
和『運命的なのか……?w』
「うんうん!!」
和『ふーん』
「てかどんな人だろーね!和の好きな人!」
「ね〜イケメンかな!?それとも可愛い系?」
「イケメンじゃない?」
和『え、あ、』
「うん?」
和『なんでもない…?』
「なんで疑問形?w」
そっか。この人達には言えないんだ。
私の好きな人は"女子"だって事が。
もう、春のこと割り切ったと思ったんだけどなぁ…
和『まだ好きなんだ……春の事。』
「ん?なんて?」
和『いや、なんでも』
和『強いて言うなら恋バナ好きだなって』
「あったりまえじゃん!恋バナ無きゃ生きていけんw」
和『重症じゃんw』
「え……!?そこまで!?」
「確かにwこれは重症だわ…ww」
「え!?は!??」
「いや、怒り方www」
楽しかったな。春との会話。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
どうも、作者の田中です。
こちらの作品、タイトルを変えさせてもらいました!
前のタイトルはノリでつけたので変だな……って思ってたんで、変えました!
続きはスラスラ書けるんですけど、終わり方決めてなくて………
私の好きな誰も報われない系で終わらせようと思ってます!
番外編も完結したら出そうかな……
本編しか考えてなくて、番外編とか一切考えてないんですよ……!
番外編を見たい方はコメントで言ってください(*^^*)
すぐ作ります!あと、こーゆーのがいいっていうのも言ってくれるとありがたいです!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!