高校時代から、付き合っていた彼女。
あなた_______________。
とにかく可愛くて、綺麗で、性格も良いという。
とても評判が高く、告白する男子も少なくはなかった。
女子、男子に好かれる、まさに俺のどタイプの彼女。
好きだな…………………
でも俺なんかじゃ釣り合わないし…………
“無理だろ”
そう心に言って好きだと言う気持ちを誤魔化してた。
まぁ、それも長持ちはしなかったけど。
好きという気持ちが溢れて、ついに、告白してしまった。
「あの、俺が貴女に釣り合わないことは分かってます!だけど、貴女に釣り合うような男になるので!付き合ってくれませんか?」
終わったわ…………よし、家に帰って泣こ←
「……………わ、私でいいんですか?」
「…………へ?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!