赤葦「木兎さん、前半特にスパイクも決まってたじゃないですか」
木兎「赤葦俺いつもどーやって打ってたっけ…」
赤葦(木兎さんの弱点その39……前半に好調だと後半実力を発揮できなくなる…)
赤葦「ハァ では少しトス上げませんからその間に落ち着いてくださいね」
木兎「ウーン…」
赤葦「あなたさんからも何か言ってあげて」
あなた「え!?私ですか…!?」
そんなこと急に言われてもな…
赤葦「ほんとに思ったまま言ってくれればいいから」
あなた「思ったまま…」
あなた「木兎さん。木兎さんは強いです。全国三本指(ちょっと盛ったけどまぁいいや!)のエースですよ!?それがなんですかちょっと入らなくなっただけでそんな…!赤葦さん、トスばんばんあげちゃって下さい。そんで木兎さんは早く決めてとっとと復活してください!!!(早口)」
梟谷「……ポカーン」
いかん!!!先輩になんということを私は……!?
あなた「す、すみまs」
木兎「強い…3本指…かっこいい…最強…エース……」
赤葦「かっこいいと最強は言ってないですけどね」
木兎「……やっっっぱり俺ってさいっきょう!!ヘイヘイヘーイ!!!」
梟谷「!?」
木葉「木兎が…一瞬にして立ち直った…?」
雀田「…あなたちゃんすごいよ!!!」
あなた「え?あ、ありがとうございます…?」
ピーッ
「第2セット始めまーす」
黒尾「あちゃあ…あなたが何か言っちゃったかな?」
研磨「…だから変に木兎さんばっか狙わないほうが良いって言ったのに……」
黒尾「あぁん?良いんですー!それでもこっちが勝つんですーー!!」
研磨「ハァ クロうるさい…」
ピピーーーッ
梟谷ー音駒
25ー20 勝者、梟谷
木兎「ヘイヘイヘーーイ!!」
梟谷「ヘイヘイヘーイ」
木兎「はっはっっは!!やっぱり俺って最っ強ー!!」
赤葦「あなたさんありがとう」
あなた「とんでもないですむしろ先輩に対して私はなんということを…」
赤葦「正直木兎さんはしょぼくれたら手が付けられなかったから…。これからも頼むかもしれない」
あなた「…もちろんですっ!!任せておいてくださいっ!!」
赤葦「う、うん…//」
夕食
木兎「そーだ、さっきあなた俺のこと"全国3本指のエース"って言ってたよなっ!?」
あなた「ビク あ、あれは…その…流れでつい言ってしまったことで…その…」
赤葦「木兎さんあまりうかれないで下さい」
雀田「あーこいつ褒められたことだけは覚えてんのよー」
あなた「あ、あはは…」
木兎「あと最強だ!とかかっこいい!!とかな!!!」
赤葦「それに関しては言ってもいないので忘れて下さい。ね?あなたさん」
あなた「え、は、はい」
赤葦(好きな人が他の人褒めてたら、たとえそれが木兎さんであっても…)
赤葦「嫌でしょ」
あなた「??」
雀田「……白福」
白福「……うん」
雀田「コソッ これさ、赤葦あなたちゃんのこと…好きだよね?」
あなた「ありがとうございます赤葦さん…」
赤葦「いや、全然」
あなた「もう食べましょ!!」
雀田・白福「…赤葦頑張れ…っ!」
木兎さんがあまりにもいちいちとんでもない笑顔でこっちを見てくるもんだから
心臓がうるさくて。
学年も違うし知り合ったばかりだしお互いまだまだ知らないことばかりなのに。
"好きなんじゃないの?"
木兎さん。
好きになっても、いいですか____________
♡5▶新規チャプター
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試験近いので当分更新できないかと思います…(-_-;)
時間があったら随時更新しますが暫くお待ちいただけると嬉しいですm(__)m
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。