第5話

疑問
そういえばさ、前からの疑問なんだけど、
洸哉好きな人いるって、言ってたような…誰なんだろ?(前聞いたのは過去のことだし)
凛
そういえば
洸哉
洸哉
なに?
凛
確かさ、前あんた好きな人いるって言ってたよな?
洸哉
洸哉
ん?え?え〜〜…
凛
いいじゃん。教えてよ。
私も言ったんだし…(小声)
洸哉
洸哉
えっとね、あれ嘘
凛
え、はぁ!?
洸哉
洸哉
嘘。
凛
いや嘘じゃん
洸哉
洸哉
好きな人いるって、嘘
凛
いやいるでしょ?
洸哉
洸哉
いねぇって
なんなんだよ…まじで
期待させるだけ期待させて、
凛
そりゃねぇだろ…
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凛
もう無理だぁ〜
嘉那
どうしたの?
凛
もうさぁ…あいつの馬鹿…!
嘉那
洸哉?なんで?
凛
なんでわかったのさ…いやさ、期待させるだけ期待させてさぁ!?それはないだろ!
嘉那
どうしたのよ〜
凛
もうさぁ……
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今日習字…か…サボりたい…気力ない…
凛
そうだ、公園行こっかな…
色んな思い出がある、滝上公園に足を運ばせる。
凛
あれ…誰かいるのかな
異様に騒がしいな。誰かいんのかな
恐る恐る公園の入り口から広場の方に目を向けると、
嘉那
あ、凛!
凛
あ、嘉那じゃん!
嘉那と、奈美と、優輝と……
凛
っ!?
なぜやつ(洸哉)がいる…!?
まぁおかしくはないが…
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嘉那
でもなぁ、この前聞いたけど…ちょっと衝撃的かもしんない
凛
いいよ、言って?
嘉那
洸哉が凛のこと嫌いだって、言ってた。
凛
…そう
嘉那
なんとも思わないの?
凛
別に…?なんだっていいよそんなの
嫌い…か。
そりゃそうだよね。
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凛
…あぁあ…
なるべく会いたくなかったんだけどね…
洸哉
洸哉
おい、今目合ったよな。
凛
……(((プイッ
目逸らすけどさ。なんだかなぁ…気まずいというかなんというか。
周りに流されながらも、さりげなく嘉那の隣(洸哉の真後ろ)にしゃがみ込む。
凛
…あのさ、私のこと嫌いなんだよね
自分でも聞き取れないぐらいの声で囁く。気がつかなくていいよ。
洸哉
洸哉
…別に。俺が言うことほぼ嘘だと思った方がいいよ
…そうか
やっぱ全部嘘だったんだ。
凛
…嘘つき…((ボソッ
この涙は家までお持ち帰りすることにした。