昨日の夜は大久保に告白されてドキドキしながら夜を過ごしたが割とぐっすり寝れた。
ガララ_
教室に入ると彩香が1番に
「おっはよ〜〜」
「お、おはよ」
私はおはようと言っただけなのに
「なんかあった?」
流石彩香、私の考えていることは全てお見通しだ
「実はね…私、大久保に告白されたの…」
私は頰を少し赤くして彩香にこっそり教えた。
「おー良かったじゃん!てか告白されるのいつものことなのに何で報告するの?」
確かにそれもそうだ。
でもうちでもなんで報告したか分かんない。
「なんでだろ…」
「さては梨沙…大久保のことちょっと気になってるんでしょ〜」
「え?そんなんじゃないよ…」
「いやいや…気にならなかったらわざわざ報告しないでしょ〜」
これが気になるって感情なの?
でも今の私には良く分からないな…
「今度大久保にLINEしてみなよ〜」
「え〜迷惑じゃない?」
「アホか!好きな女からLINE来て嫌な男なんかどこにいる!」
「そ、そうなんだ…」
私は次の時間が社会なので教科書を取り出しながら返事した。
「んじゃ決まり!また報告してね〜」
キーンコーンカーンコーン((チャイム音
「梨沙!もう始まる!席に座ろう!」
「うん!」
こうして1時間目を過ごした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。