第48話

愛されたい 47
6,280
2023/06/13 08:14

あなたside

期末試験も終わり、今日から通常授業に戻っていくのだが______________________


芦戸「みんなぁ……合宿の……土産話…楽しみにしてるからぁぁぁ!」



















緑谷「大丈夫だよ!どんでん返しがあるかもだし!」



















瀬呂「やめろ緑谷、それ口にしたら無くなるパターンだ」
















あなた「三奈泣かないの、ね?まだ行けないって決まったわけじゃないじゃん。」


















芦戸「だってぇぇ、あなたは行けるじゃんんんん!!」


















あなた「あは……はは……」


















演習で役に立ってないから、私も怪しいんだよね


















っていうか、多分補習組に入ってんだよね。


















瀬呂「そうだ、まだわかんねぇって、俺も峰田のおかげで実技試験クリアしたけど寝てただけだ。」


















相澤「予鈴が鳴ったら席につけー」


















「おはよう。今回の期末試験だが、残念ながら赤点が出た。したがって、林間合宿は全員行きます!」
















切島/砂藤/上鳴/芦戸「「「「どんでん返しきたぁぁぁぁ!!!!」」」」
















切島「行っていいんすか、俺ら!!」
















相澤「あぁ。赤点者だが、筆記はゼロ。演習で切島・上鳴・芦戸・砂藤・瀬呂が赤点だ。」
















瀬呂「えっ?やっぱり……クリアしたら合格とか言ってなかったもんな……」
















え、どうして……
















私も赤点にしてもいいラインのはず……
















相澤「今回の実技試験だか、我々は生徒に勝ち筋を残しつつ、どう課題と向き合えるかを見た。でなければ課題云々より詰むやつばかりだったからな。」
















尾白「本気で叩き潰すって言ってたのは……」
















相澤「追い込むためだ。まぁ、林間合宿は強化合宿だから赤点取ったやつほどならなきゃいけないやつだ。」


















「まぁ、赤点は赤点だ。別で補習時間を設けている。ぶっちゃけ学校に残ってやる補習よりきついからな。」


































飯田「1週間の強化合宿か!」



















上鳴「やっべぇ、俺色々買い足さなきゃ」



















葉隠「じゃあさ、テスト明けだしみんなで買い物行かない!?」



















切島「いいな!!行こうぜ!!」
















瀬呂「爆豪も行くよな!」
















爆豪「行かねぇ、かったりー」
















緑谷「轟くんも行かない?」
















轟「休日は見舞いだ。あなたも来るか?」


















あなた「いや、私は買い物行くよ。焦凍兄1人で行きなよ。」


















まだ2人で行くなんてのは無理だ


















焦凍「そうか。」






























―来椰区ショッピングモール




芦戸「ってな感じでやってきました!」



















あなた「おお!凄い!広い!!」
















耳郎「とりあえずうち大きめのキャリーバック買わなきゃ」
















あなた「あ、私も、家にあるのちっさいんだよね。一緒に行かない?響香」


















響香「勿論!」


















八百万「じゃあ、3人で一緒に回りましょうか。」


















切島「みんな目的バラけてっし、時間決めて自由行動にすっか!!」


















芦戸「さんせー!!」


















切島「じゃあ、3時にここ集合な!!」


















一同「「「「「「「「「「「異議なーし!!!!」」」」」」」」」」」




















―バック店




あなた「いっぱい種類あるね〜!」


















八百万「性能も色々と違うみたいですわ!」


















耳郎「あ、そのキャリーバック色いい……」


















あなた「あ、私こっちのにしようかな!」


















八百万「どちらもお2人にお似合いですわ!」


















あなた「百は何買うの?」


















八百万「私は林間合宿の買い出しの他に服を少々拝見したく……」


















あなた「良いね!!私も新しいの見たかったんだよね!」


















耳郎「私も新しいの何着か欲しいな……」


















八百万「じゃあ!私がお2人に合う服を見繕っても宜しくて!?」


















2人「「喜んで!!」」


















―服屋




八百万「あなたさんはこういったカジュアルな服は勿論メンズ系も似合うと思いますの!」


















あなた「おぉ……凄い……」


















八百万「耳郎さんはボーイッシュ系やストリート系もお似合いですわ!!」


















耳郎「一気にオシャレに……」


















あなた「百は詳しいね。自分じゃないみたい。」


















八百万「ふふ。ありがとうございます。……あの、あなたさん。」


















あなた「ん?どしたの?行きたい店ある?」


















八百万「あ、いえ、さっき少し見えてしまったのですが、その首にかかったネックレス、誰かからのプレゼントですか?」


















耳郎「あ、それうちも思った。あなたがそういうの付けるの初めて見るから。」


















あなた「貰っては無いかな。お守りみたいなもの。」


















「……私の家焦凍兄合わせて5人兄弟でさ、他の兄弟は一緒に暮らしてるんだけど、ね……」


















八百万「どなたかは別で暮らしてらっしゃるんですか?」


















あなた「あ〜……そうじゃなくって……私と焦凍兄がちっさい頃に個性事故で亡くなってるの。1番上の兄。」


















耳郎「個性の……事故で……」


















あなた「うん、あんまりハッキリは覚えてないけど歳もそこまで離れてなかったし結構遊んで貰った記憶もあるの。……初めは家出って教えて貰ってたんだけどね、ちょっと問い詰めたら教えてくれて……でも、どういう経緯での事故かなんて詳しくは教えて貰えてなくて……この指輪は物置部屋の子供机の中にあったの。1番上の兄のやつだと思ってる。どうしてこれが机の中にあるのかはほんとに分からないんだけどね。」
















八百万「そうだったんですね。」
















あなた「まぁ、骨がちゃんと見つかった訳じゃないらしいから、ほんとに亡くなってるかなんて、分からないけど。……不確かな情報に、ちっぽけな希望に縋ってさ、生きてるかも分かんない1番上の兄に会いたくてヒーロー目指してるって言ったら……2人は軽蔑する……?」


















耳郎「そんなわけないじゃん!」


















八百万「そうですわ!!それも立派な理由ですわ!どんな事が理由でも私は軽蔑などしませんわ!」


















あなた「そっか……ありがとう。さっ!もうすぐ3時だし、戻ろっか、集合場所。」




















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