無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

52
2021/04/08

第56話

コラボ:共闘
今回コラボは『玲瓏論(ろん。)』さんの作品『育成ゲーム』とのコラボです。(良かったら見てみてね)

バトルロイヤル〜能力は一つだけ〜19話時点
育成ゲーム chapter1 11話時点
両作品の進行度を理解した上で本編を読むことを推奨すいしょうします。
反気(相手の能力が分からない以上下手に近づくのは避けたい。『殺気』に関してはチャンスが少ない。ここぞと言うところまで取っておかないとな。)
康司は両手を開き、両手腕を胸の前に固定して戦闘態勢せんとうたいせいを取り続ける。
康司(クソっ!まさかあのガキ3人に余計な手間をかけさせられるとは。絶望した様な顔してたくせに。)
反気「『生気』...?!それも1、2...5人程か。カズさん達、追ってきたのか。前原、亜表。作戦変更だ。ここからは共闘だ。」
反気には『生気』と『死気』を感じる事ができる。範囲内にいる生き物の行動を察知したり、目の前で倒れてる奴が生きているか死んでいるか見分けたり。本気を出せば虫の『生気』も感じ取ることができる。
和弘達、廃工場に到着。
明星「じゃぁ俺、地下エネルギーの管理人を安全なところに逃がして来るからあとの事よろしく。」
和弘「え、着いてきてくれないんですか?」
明星「え、面倒くさっ。」
和弘達は廃工場に入り、構えをとった1人の男性を確認する。
海斗「あれが柏原康司。」
康司「アイツら、バトルロワイヤルで優勝してた奴か。次から次へと、今日は悪運強いな。」
海斗「和弘はサポート頼む。」
和弘「わかった。」
海斗は康司の元へ走る。
反気「亜表、『幻想』を解除しろ。亜沙と一緒に着いてこい」
霞と亜沙は頷いた。
反気「カズさーん!」
三人は和弘の元へ走る。
和弘「反気、来てたのか。」
反気「勝手に抜け出してすいません。」
和弘「その話は後だ。とりあえず柏原を倒すから。『人形』」
和弘が地面の土に手のひらをつけると、土は人形へと姿を変えていく。
亜沙「これが『人形』の能力...」
和弘「まぁ、俺が手助けしなくても海斗一人で事足りると思うけど。」
反気(仲間を信頼できる実力がある。この人達なら正体不明の能力も関係なく奴を倒せる。)
霞「これじゃ私の能力は二人の連携の邪魔になるね。」
亜沙(でも、なんとも言えない不安を感じる。勝利を確信するにはまだ早い。)
海斗は康司に拳を繰り出す。それに対して、康司は軽く拳を手のひらではじく。その後も海斗は拳を繰り出すが全て康司に逸らされてしまう。
海斗「くそ、拳が当たらない。」
康司は両手を叩く、合わさった手の中心から出る不思議な力で海斗は飛ばされてしまう。海斗はしっかりと受け身をとり、ダメージを最小限に抑えた。
和弘「海斗、大丈夫か?」
海斗「大丈夫、問題ない。でも攻撃が当たらない。一瞬、隙さえあれば俺の能力であいつを意識ごと飛ばせるんだけど。」
和弘「一瞬、あればいいんだな。その一瞬は俺が作る。」
海斗「わかった。」
康司に再度攻め込む海斗。和弘は隙を作る準備をしている。そして、和弘が仕掛ける。人型になった土人形が康司を後ろからおさえる。
康司「しまっ...捕まった。」
康司の動きが止まったところで亜沙が気づく。
亜沙「反気!和弘さん達を止めて!」
反気「は?なんで。」
亜沙「いいから!」
反気は人形を操っている和弘を突き飛ばし、海斗の元へ近づいた。反気が海斗に手を伸ばした時には既に遅かった。海斗は『身体能力十倍』の能力で康司を殴った。その瞬間、物凄い風圧が海斗を中心に包み込む。
亜沙(飛ばされる。)
霞(反気...)
和弘「『人形』」
風圧により、飛ばされかけた亜沙と霞を和弘は咄嗟とっさに能力で護る。同時に霊鞍も飛ばされかけるがウィルが受け止める。視界を覆い隠す砂埃が晴れてきた。
霞「反気ー!」
反気は風圧に飛ばされ、上半身が廃工場の壁に刺さっていた。和弘が『人形』の能力で壁の穴を広げ、反気を引っ張り出した。
和弘「大丈夫だとは思うが海斗が心配だ。」
亜沙「はい。反気は任せてください。」
霞「反気...死んで...無いよね?」
亜沙「亜表...この傷じゃ」
反気の怪我は誰が見ても重症だった。頭から壁に突き刺さったので、血が顔を覆い隠す程の血が溢れ出ている。
反気「あひょ...う。」
霞、亜沙「反気っ!」
反気「目にゴミでも入ったか?ヒキガエルみたいな顔になってんぞ。」
霞、亜沙「...。ん?」
反気「心配しなくてもお前らより先には死なねぇよ。」
霞「反気。」
力いっぱい反気に抱きつく霞。
反気「痛い。死ぬ。それより前原、海斗さんにもう一発『アレ』撃ってって言ってきて。」
亜沙「え、でも。」
反気「さっき喰らったので能力の性質は何となくわかった。おおよそ『衝撃波』を操るみたいな能力だろ。次は確実にぶち込める。」
亜沙「わかった行ってくる。」
反気「亜表、お前は海斗さんのサポート。」
霞「わかった...」
反気「...泣くなよ。」