第48話

あの子って?
903
2022/01/23 09:00
夜久side



『あの子、どっかで......』




研磨としゃべってて気づいた。





なーんか見たことあるような?






黒尾「どったの?やっくん。」



『あぁ、いや、あなたちゃんのこと、どっかで見たことあるような気がして、』




黒尾「そういや、監督はなんか知ってるみたいだった。」




やっぱ、監督が“経験者”を呼んだのと関係があるのだろうか。


黒尾「まあ、今はいいんじゃね?」



『そうだな。今は烏野をどう倒すか、だな!』




そう言うと、「やっくんの元気さが羨ましいねぇ」と言っていた。



じじいかコイツ。



俺も、まあいつか分かればいいか、なんて思って、黒尾に続いて練習に戻った。















あなたside





猫又監督が、お昼を作る時間をくれたので、現在キッチンにいます。




野菜多いなぁ。







お昼は野菜炒めだったか。


それだけじゃ足りないだろうし、他に何作ろう。




白米に、野菜炒めに、うーん"(-""-;)"迷うな。


栄養、栄養、お肉入れてもいいか、

炭水化物、野菜、食物繊維、タンパク質、


漬物的ななんかさっぱりしたやつ。


そういえば、野菜室にキュウリが・・・・

あった!




キュウリとお酢の漬物、でいいか。

それとも、キムチと混ぜてシャキシャキになるか、



後者はおつまみかな。


じゃあ、前者でいいかな。



決まると、すぐ動きたくなる性格の私は、すぐ作り始めた。






野菜は食べやすいように切っておいて、


その時に、キュウリも切っておく。



先に、キュウリをお酢の入った袋に入れて冷蔵庫に入れて放っておく。

キュウリは、短冊切りが良い。



豚肉しか無かったので、それを取り出して、小さく切っておく。




肉を、油のひいたフライパンで焼く。そこに、切っておいた野菜さん達を入れて炒める。


味付けをして完成!





残りの時間で、お米を洗って炊く。





時間内には終わったー!!!!




疲れが一気に来るなぁ。









お昼まで時間あるし、少し寝てもいいかな?



練習場所には、ドリンクのおかわりのやつ置いてきたしね?


チョットくらい、











気が抜けたら、すぐに意識が途絶えた。
















夜久side






『あーーーーーーーーーーっ!!!!』



トンッ



黒尾「どったの、やっくん?ボール無視するなんて珍しい。」



『思い出した!』



黒尾「なにをぉ!」


ノリ良いな。


『あなたちゃんのこと!』



黒尾「え、どゆこと?」


いきなりの冷静は辞めてwww



猫又「コラコラ、リベロなんだから、ボール無視しちゃダメだろ。」


とんできたトラのボールをとろうとした瞬間に思い出したため、ボールをとるのを忘れてしまっていた。



夜久「すんません!!.....あの、猫又監督っあなたちゃんてまさか・・・」




口に出そうとすると、監督はゆっくり頷いて、口に人差し指を立てて笑っていた。







まあ、そうか。

皆に言うのは、少し待ってからで。







午前の練習が終わった。





『腹へったー!』


確かご飯は、




野菜炒め!




すっげー楽しみ!



黒尾「やっくんは元気さがいいねぇ。」


ヘトヘトになっている黒尾、


その傍で頷きながら笑っている海。




『?そうかぁ?普通じゃね?』



そう言うと、ため息をつきながら食堂へ向かっていた。


なんなんだ?






犬岡「うわぁっ!」



突然食堂の方から犬岡の声が聞こえたので心配になって走って駆け寄る。











『えっ、.......どういう状況?』









そこには、沢山の野菜炒め、キュウリの漬物らしき物、炊けたご飯、





そして、


















寝ている(今だけ)ウチのマネージャー。







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