私は………気づいたら泣いていた。
なぜだか、涙が止まらない。
そんな私を見て、亜嵐は驚いた顔をして涙を拭った。
なんで泣くの?
………わか……、ない……………
もー泣かないでよ〜
………………さっきね、寝てたとき夢見てたの
夢?どんな夢?
優しい声にまた涙がこぼれそうになるのを堪えて、私は見た夢のことを話した。
……………真っ白な世界にいてね、私だけがいたんだけど。少し先に亜嵐がいたの
俺?
うん。それでね、亜嵐のこと呼んだら振り向いてくれたんだけど……………こっちには来てくれなくて、向こうに行っちゃうの
うん
それで、追いかけても、名前を呼んでも振り返ってくれなくて………………で、目が覚めたんだ。亜嵐がいなくっちゃう夢だった
どんどん小さくなっていく亜嵐の背中を追いかけて、名前を呼んで………………苦しくて、辛くて、なんだろう。失ってしまったら私が壊れてしまうような、そんな気がした。
……………大丈夫。正夢にはならないから。絶対に
うん……………
絶対だから。だから、あなたもいなくならないでね………………
俺、すっごい心配したんだよ?!真弘くんから「あなたが熱出して寝込んでる」って聞いて、あなたからなんにも連絡無かったし!
ごめんね、亜嵐
……………もう、無理しないで。俺にも頼って?
ごめん…………………。ありがとう、亜嵐
☆☆☆
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