第2話

私の過去
340
2018/08/06 02:55
~6年前~
「今日もよく頑張ったねここちゃん」
「本当だなこころは勉強、ピアノ、スポーツすべてにおいて出来るからな。自慢の娘だ。」
「あはは…ありがとう」
小学校低学年までは親にこんな事言われて嬉しかった。
けど今私小学6年生になったら嫌に聞こえる。
小学6年生になったのにお父さん以外の男の子と喋ったことが無い。
幼稚園から私立女子校幼稚園に入れされて今もそこにいる。ここの世界だったら当たり前。男子とは喋った事ない人ばっかりだ。もちろんみんな彼氏は居ない。
みんな嫌じゃないのかな?
私は嫌。
この年で彼氏居ないとかありえない。
もうすぐ中学生。
このままずっと居ないままだと…
彼氏出来ないまま人生おわる。
みんなには金持ちで許嫁がいる。
周りみんな金で入学して頭はほとんど全員死んでる。
実力で入った人は本当に少ない。
だから私は極普通の女の子だ。
親も普通に仕事している
もちろん許嫁なんていない。
だから困っているの!
小学生で生意気な事言ってるのは分かる
けど彼氏欲しくない?
私だって少女漫画みたいな恋がしたいよー
とイライラしながら歩いているとある看板を見た。
~虹祭~
虹祭?何これ?
人が沢山高校生の人かな?
体育に沢山人がいる
『何かするのかな?』
と1人で呟いた。そしてこっそり中に入ると
演劇が行われていた。
私は正直演劇とか興味がなかった。けど
『私がやりたい事はやる。あなたが決める事ではないわ』
と役者さんが力強い声で言った。
『やりたい事はやるあなたが決める事ではない』この言葉がとっても心に刺さった。
これって私が1番伝えたいことだ。
私もこんな演技がしたい。
私もこんな演劇がしたい!!!私もこんなかっこいいセリフこの舞台から叫びたい。
虹祭絶対出る
待ってろよ!
虹祭!私6年後はここでキラキラしてやる!!

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