『どういうこと?私、もう祝ってもらえないの?』
父「そういう訳ではないんだ」
父「ずっと言おうと思ってたんだが…
華恋には結婚してもらいたい人がいる」
ん?
聞き間違いかな?
『ごめんパパもう一回いい?』
父「だから、華恋には結婚してもらう人が…」
『いや!!!!!!!!!!!』
父「ッ!…」
『華恋の結婚相手は華恋が選んだ相手じゃなきゃ許さない!結婚なんてしない!絶対!!』
父「…そうか、まぁでも無理強いすらつもりは
なかったんだ。わかった。チョンさんには
申し訳ないが、断りの連絡をしとこう」
………
チョン?
『チョン?チョンさんっていうの?』
父「そうだよ。多分、華恋も知ってるかも
知らないが…これ写真」
華恋は写真を奪うようにとる
『ジョングク先輩だ…(ボソッ』
父「とてもいい相手だと思ったが…
華恋が嫌なら仕方がないね…」
『パパ』
父「ん?どうした?」
『私この人と
結婚してあげてもいいわよ?』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!