第50話

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2019/01/14 09:33
━━━━━━━━━━━━━━━4年前
廉side

俺と紫耀が中2の時の夏、勇斗と会った。

Jin.ってお店が実家だから~って遊びに行ったら、その時に店番してたのが勇斗だった。
神宮寺勇斗(ジングウジユウト)
う、うわぁっっ!本物のジャニーズだ……紫耀くん、廉くん、い、いらっしゃいませ!
キョドってて、丁寧な敬語で、爽やかに笑う。勇太との仲も良好やし、ええ奴やと思っとった。
神宮寺勇斗(ジングウジユウト)
あ……はははっ……(苦笑)
やっぱりお兄ちゃんみたいにはまだ及びませんよね……
でも周りから、親から、圧をかけられて、「お兄ちゃんみたいになれ」「お兄ちゃんを超えろ」とか言われまくって、そんな辛い状況にもなんとか耐える感じになってきて………


変わったのは、その年の秋の日だった。


レッスン終わり、真っ暗な路地。

紫耀と一緒に帰ってたら、反対車線にボンヤリと黒い影が写って、
平野紫耀 ヒラノ ショウ
廉ッ………!あれ……!



サラサラの髪。






遠慮がちな佇まい。









勇斗だった。

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