永瀬side
永瀬「 お疲れした~ 」
雑誌の取材が終わり、楽屋に戻ろうとしていたらあなたちゃんの楽屋があった。
永瀬「 あなたちゃんに挨拶した方がええよな 」
ノックをしようとしたら
栗原「 私病気らしいんだよね笑 」
部屋の中から信じられない、信じたくない言葉が。
永瀬「 え、、、?? 」
栗原「 血管に小さな腫瘍ができてるんだって、 」
永瀬「 嘘やろ、、、 」
開けかけてたドアを戻してドアノブから手を離した
宮浦「 メンバーには言ったの?? 」
栗原「 言えるわけないよ笑 」
永瀬「 頭が整理できひんよ、 」
宮浦「 メンバーに迷惑かけるからって言ってないんだろうけど言わないと、 」
栗原「 うん、でももうちょっと普通に活動したいから、笑 」
俺はこの言葉を聞いた瞬間走り出した
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!