ガラスが陽を裂いて ひたすら笑うように
健気な僕だって 仲間にして
ボールをぶつけて 追い出す遊びのように
誰かをいじめて 何故に笑えるんだ
悲しみで踊っちまいそうだ
ほら
壊れた心がいつだって
僕を見てんだ
さぁ
死にたくなったら笑おうぜ
まだ嘘でもいいから
君が嫌いだったヤツらだって
まだヘラヘラ生きてらぁ
悔しくて死ねないなぁ
飛行機雲が靡いて そこで泳ぐような
誰かの目を引いて 何故に平気なんだ
めんどくさくて狂っちまいそうだ
ほら
砕けた夢だったものを
今も持ってんだ
さぁ
泣きたくなったら帰ろうぜ 仮病でも使ってさ
カラカラで歩いた砂漠なんて どこへも行けやしないな
もう 寂しさで日和っちまいそうだ
ほら
今まで生きてきた意味が
消えそうなんだ
さぁ
悲しくなったら叫ぼうぜ
人目のない場所でさ
少しだけでいいから笑おうぜ
まだ嘘でもいいから
ほら涙が出てくらぁ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。