第42話

真っ白いキャンパスに
1,114
2020/03/30 14:27


『しょーり!あと何分!?』


佐藤「あ、と、…あ、もうあと10分だ」




おっと、。山手線ゲームは結構時間を食うのね。
マリは
天然<バカ
ってことが判明しました!!!ちゃちゃーん!!←















菊池「まぁでも、8周年もこーやってメンバーと
一緒にいれるって幸せなことだよな」


『でも最近セクゾ干されすぎて爆笑』←


中島「結構やばいよなぁ」


『私たまにエゴサするんだけどさ。
この前見つけたのがあって』




そう言ってメンバーに見せたのは、
青い鳥に載っていた、セクゾに対する誰かの意見。








"親が言ってたんだけど、
全然チームとして活動したいって思いが感じられない
個人で活動した方がのびのびできる。
だって。
私はそうは思わないし。やっぱ価値観が違うね。
ライブ映像見せなければよかった😇"










マリウス「グループで活動、って難しいよね」


『んね。』


佐藤「この前の合宿でも話したけど、まだひとつに
なれてない気がするんだよね。
あながちこの子の親が言ったこと間違ってないと思う」






『最近は後輩組の追い上げがすごいし』


中島「緩く、じゃダメだよな。本気で、なんだ。
今まで以上に。」









松島「じゃあ8年目の抱負は?」





『白いキャンパスを自分色で描く。!』


マリウス「どんな意味がこもってるの?」


『真っ白なキャンパスに、何が描けるかなーって
考えた時、自分が持ってる色で描けたら
すっごい素敵だな。って

だってほかの誰も持っていない、自分だけの色だもん

見たことの無い、絶景になるよ。』


佐藤「ん、なんかかっこいいね」















うじうじしてなんかられない!

Sexy Zoneのメンバーになって8年目を迎える今、
私はどんな色を手に入れたのか。












17歳になる今、これからどんな私を描いて行けるか。
自分色でえがくキャンパスなんて、未来なんて、




























ワクワクしてたまらないんだ。















佐藤「あ!あと5秒…!」













《4…3…2…1…》


“0…!!!!!!”








バイバイ、16歳の自分。







お待たせ、17歳の自分。













自分の色と

菊池の色と

中島の色と

マリウスの色と

松島の色と

佐藤の色。


どれも違うけど、きっと混ざったら…




きっと混ざったら!かけがえのないなにかに変わる。


確証はないけど、確実になる。


私たちが歩んできた、これまでの軌跡


私たちが歩む、これからの奇跡。




いつか白かったキャンパスが
みんな色で染った時



その"キセキ"は、





どれだけ輝いて見えるだろうか。









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