佐藤 side
急いでソファに横にして、俺の上着かけてあげたけど
席は止まらないし、頭痛がひどそうでずっと抑えてる
前田「…ゴホッ…っあ"ぁー ゲホッ ゲホッ!…」
『あなた、部屋まで戻ろ?歩ける?』
幸いパーティーを行ったのがあなたのマンションの
ゲストルームでよかった。
前田「歩く振動が無理…笑 ごめんわがまま言って…」
『分かった。じゃあアイマスク付けて寝といて!
起きたら自分の部屋だから』
前田「なに…ゴホッ やろうとしてんの…っ笑」
でも結構弱ってて、
大人しくアイマスクをつけてくれた。
こんなの現実でやんないと思ってたよ。笑
「お姫様抱っこ」
今助けるから、待っててねお姫様__
なんとかあなたをベットまで運べた。
1番びっくりしたのは鍵を隣の家のやつに
預けてたってこと。
しかも北斗だし。まじ仰天ニュースだった←
しかもこいつちゃんと食べてんのかってくらい軽くて
よく考えたら昼は頭痛で箸が進んでなかったな。
『あなたーアイマスク取っていいよ』
前田「…ちょ、笑 取って笑笑」
まったく、わがままな問題児なんだから。笑笑
『大丈夫?』
前田「勝利が…ゴホッゴホッ…隣にいるから…笑」
『なんだよそれ笑』
『ねぇあなた。』
前田「なに?」
『俺さあなたのこと誰よりも分かってるから。
あなたの人生半分歩んできた俺を舐めないでね。
だから辛い時は辛いって言って。
完璧なアイドルは俺らの前ではしなくていいから。
俺らを頼って。』
前田「………グズッ泣 思いがけない優しい言葉に弱い
ってのも知って言ってんでしょ…っ笑」
『いひひ笑』
前田「……ゴホッ …っじゃあ、お願い。!
ゲホッゴホッ……私がおきるまでここにいて…泣笑」
『もちろん』
いつも頑張ってる君に
俺からのお年玉(お年玉ってお金?←)
いつまでもいつまでもそばにいてね。
俺の愛してるシンメへ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。