前田side
“本気で死ねたらなぁ。”なんて考えてる自分がいる。
『自分が自分じゃなくなりそうで怖いよ。笑』
『正直セクゾは今干されてる。
私が抜けたら人気が出るんじゃないかなんて考える』
『私は、セクゾの幸せを1番に願ってる。』
勝利はなんて言うんだろうなぁ。笑
止めてくれるのかなぁ…
佐藤「あなた、俺らの夢忘れてない?」
夢、忘れるわけないじゃん。
ずっと向かってる“夢”。
私が少クラでみんなに書いた手紙に残した言葉。
『覚えてる。そうだよ、その夢があるから今まで
続けてきた。』
佐藤「そっか笑 あなたにとっては夢なのね笑」
妙に嬉しそうな勝利。え、なんかきもi…
『どうしたの?』
佐藤「いや、俺さぁ、夢じゃないと思うんだ。」
「多分「夢」から「目標」に変わったんじゃないかなって」
佐藤「もう10cm手を伸ばせば
届くところにある気がするんだ。」
夢 が 目標 か…
佐藤「俺はこのメンバーで世界中に薔薇を咲かせたい」
佐藤「だから、ついてきて下さい」
そっか、私素直じゃなかったのかな。
もっと信じればよかった。メンバーだし。
『…うん。』
だから、ちゃんと言わなくちゃ。
健人に、謝らなくちゃ。
『わたし、謝ってくる!』
あ、お会計全部勝利に任せちゃったけど、
まぁいっか☆()
ドン!
『…ハァハァ…っハァ…健人っ!!』
中島「……あなた」
『……ごめんっ!』
感謝と悪い事をしたっていう謝り。
6:4くらい?笑
全部健人に伝わるように頭を下げた。
中島「…っ!」
『うぉわっ!!』
中島「もう!ばか!」
ちょっと待って健人そんな力込めて抱きしめないで
肋が折れる…((
『へへっ ごめんね?』
でも、その温もりが今は幸せだった。
『これからも、よろしく。』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。