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2019/11/21

第4話

Prolog3
灰崎
灰崎
決まったぞ。
しばらくして、灰崎くんが僕らの元に来た。

どうやら、チーム分けが決まったらしい。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
ちなみに、僕らどっちのチーム?
灰崎
灰崎
蓮城がDF、お前と愛瀬がFW。
チーム分けはお前ら全員同じチーム。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
了解。ちなみに君は敵?味方?
灰崎
灰崎
敵だ。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
そうか。楽しみだねぇ。(ニヤッ
灰崎
灰崎
……あ、言い忘れていたが、お前は
チームのキャプテンだ。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
僕がキャプテン?まぁいいけどさ。
じゃあ、早速始めようか。
ピーッ
試合開始の笛が鳴ると同時に、FWの男子が想那にパスをする。

それを見て僕も走り出す。
想那はボールを蹴りつつ、相手チームの選手を次々にかわして行く。

すると、
灰崎
灰崎
オラッ!
灰崎くんがスライディングで想那のボールを奪う。
流石は星章のエースストライカー、一筋縄では
行かないか。
灰崎くんはさっきの想那と同じ様に、今度は此方の選手をどんどんかわして前に進む。
僕は想那に目配せでサインを送る。

そして、
陵蘭 月希
陵蘭 月希
ハァッ!
先程の灰崎くんと同じ様に、スライディングでボールを取ろうとする。

もちろん灰崎くんはボールを足で挟んで意図も簡単に避ける。

けど、
灰崎
灰崎
何っ?!
着地した先には想那。

想那は灰崎くんからボールを奪う。
灰崎
灰崎
(・д・)チッ
僕は想那と一緒に相手チームのゴールまで走る。

そしてあっという間にゴール前まで来る。
愛瀬 想那
愛瀬 想那
月希!
僕は想那からのパスを受け、そのボールをゴールに
入れる。
もちろん此奴の動きは普段の体育の行動から分析
済み。

僕は予め計算しておいた角度でゴールにボールを蹴り入れる。
ピピーッ
先制点。

これで大分有利になった。

試合は2点先取だから、あと1点取ったら終わりだ。
次は相手ボールで試合が再開する。

相手のFWが灰崎くんにパスをし、灰崎くんはそのまま此方に走って来る。
愛瀬 想那
愛瀬 想那
ハァッ!
すかさず想那が灰崎の足元にスライディングをするが、先程の攻撃でパターンを読まれてしまったようで、簡単によけられてしまった。
愛瀬 想那
愛瀬 想那
(・д・)チッ
灰崎くんはそのままゴールに突き進んで行く。
僕は灰崎くんの前に立ち、進ませない様にディフェンスを仕掛けるが、意図も簡単に進まれる。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
とうとう本気を出して来たか…面白い。
灰崎くんはボールを独占したまま、ゴール前まで。
和歌がディフェンスを仕掛けるが、先程と同じ様に
よけられる。

灰崎くんがシュートをしようと足を振り上げる。

僕と想那はすかさずその前に飛び出す。

灰崎くんは一瞬目を見開いたが、構わずに足を振り下ろす。
月希&想那
ハァァァァッ!
僕達はそのシュートを思い切り蹴り返す。

流石はフィールドの悪魔。

本業がFWなだけあって、ボールが重い。
愛瀬 想那
愛瀬 想那
ぐっ…
全身の力を足に込める。
そして、
ビュンッ
僕達の足を離れたボールが、ゴールに向かって行く。
ピピーッ
僕は先程地面に落ちたボールを蹴りながらゴールに
向かって行く。

先程と違い、灰崎くんはゴール前で待機している。

僕はそのまま相手選手を避けて行き、ゴール前まで
行く。
そしてシュートをしようと足を振り上げて、
陵蘭 月希
陵蘭 月希
想那!
想那にパスを出す。
けれど灰崎くんにはそれが読めていた様で、
灰崎
灰崎
オラッ!
想那が放ったシュートを足で意図も簡単に止めて
しまう。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
やるね。
灰崎
灰崎
次で終わらせる。
灰崎くんはそう言って先程止めたボールを蹴って
走る。
僕らも急いで位置に戻る。

灰崎くんはゴール前まで行くと、先程よりも遠い位置で飛び上がった。
全員
?!
何をするのかと思っていたら、
ピューッ!
指笛を吹いた。

すると、地面が割れてペンギンが出て来た。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
ペンギン…?!
まさか!
分析の中で見た彼の必殺技の中には、

「オーバーヘッドペンギン」

という技があった。

まさか、体育の授業で必殺技を使う気か?

まぁ先生は何でもありと言ったが、いくらなんでも本当の選手の必殺技を喰らえば、安全面が危ぶまれる。
灰崎
灰崎
”オーバーヘッドペンギン”!
彼が放ったシュートは、ペンギンと共に真っ直ぐ
ゴールに向かって行く。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
想那!
愛瀬 想那
愛瀬 想那
分かってる!
僕達は先程と同じ様に、足でそれを止める。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
ぐっ…
蓮城 和歌
蓮城 和歌
月希様!
そこに和歌も加勢する。
月希&和歌&想那
ハァァァァァァッ!
足に渾身の力を込めて、全力でボールを押し返す。
けれど、
陵蘭 月希
陵蘭 月希
がっ!
ボールは僕達の足を離れ、僕達3人は吹き飛ば
される。
そして、
ピピーッ
ゴールの中に入った。
ピピーッ
試合終了だ。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
ふぅ…負けたね。
愛瀬 想那
愛瀬 想那
まぁまぁ楽しかった。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
さて、校舎に戻るとするか…いっ。
立ち上がろうとした所で、右足首に鈍い痛みが走る。

恐らく、彼の必殺技を止めようとした時に、捻ったのだろう。
蓮城 和歌
蓮城 和歌
月希様!大丈夫ですか?!
陵蘭 月希
陵蘭 月希
あぁ、少し足を捻ってしまっただけだから、大丈夫だy
灰崎
灰崎
ぜってー大丈夫じゃねぇだろ、それ。
上から声が降ってくる。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
まぁ、君にやられた怪我なんだけどね。
この試合は楽しかったけど、授業で必殺技は安全問題に関わるから、今度からは控えてよ。
灰崎
灰崎
悪い、手加減忘れてた。
まぁ、いい試合だったんじゃねぇの?
陵蘭 月希
陵蘭 月希
あぁ。僕も久しぶりに楽しませて
貰ったよ。
灰崎
灰崎
で、立てるか?
灰崎くんは僕に手を差し出してくる。

僕はその手を掴んで、立ち上がる。
灰崎
灰崎
肩貸してやるから、掴まれ。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
悪いね、ここまでしてもらって。
灰崎
灰崎
まぁ、俺がやった怪我だからな。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
意外と律儀なんだね?
灰崎
灰崎
落とすぞ?
陵蘭 月希
陵蘭 月希
ごめんごめん。
というか、落としたら和歌が全力で
キレると思うよw
蓮城 和歌
蓮城 和歌
大体、貴方が必殺技なんか使わなければ月希様が怪我なんてする事はなかったのです!
全く、これだからバカは…((以下略
陵蘭 月希
陵蘭 月希
こうなるからさ。
まぁ、放っておいたらいいよ。
灰崎
灰崎
…お前、サッカーやった事あるのか?
陵蘭 月希
陵蘭 月希
そうだね…
昔、少しだけね。
でも、君みたいに部活に入るくらい
やった訳では無いかな。
灰崎
灰崎
そうか。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
君は?いつからサッカーやってるの?
灰崎
灰崎
俺はずっとだ。
サッカーと一緒に生きてきた。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
なるほどね。
けど、もう一度言うけど他の人には
必殺技打たないでね?
大怪我するから。
灰崎
灰崎
分かってる。あれは悪かった。
陵蘭 月希
陵蘭 月希
まぁ、そのくらいサッカーが好きって
事か。
あ、もうここでいいよ。
君も次の授業の準備しなきゃいけない
だろ?
灰崎
灰崎
そうか。
…じゃあ。
灰崎くんはそう言って、教室へ向かった。

僕はそれを見てから保健室に入る。

ある事を心に決めて。