海
綺麗……
「海めっちゃ綺麗!」
🐰「だな……」
フェンスに体重をあずけ
珈琲缶の蓋が
パチンっという音。
波のゆらめく音
🐰「あなた〜」
ギュ
あ〜もう
ドキドキしちゃう。
バックハグ
をしてるグクの腕は
筋肉がついていて
男らしい。
🐰「なに?照れてる?」
「うん……」
🐰「なんか素直w」
前を見て
海を見たいのに
私の全神経は
後ろにいる
グクにそそがれている。
🐰「さみぃ」
「ん…」
そう言って更に強く私を抱きしめる
ふわっとしたグクの匂いと
海の香り
安心する…
🐰「何照れてんの〜、」
「照れてないし」
🐰「さっきまでかわいかったのに」
「照れた」
🐰「だからなに?」
「かわいいって言ってくれないの?」
あ
心の声が……///
🐰「キモ( ˙-˙ )」
「く!もういいっ」
最悪
恥ずかしっ。
てかなにこいつ
笑ってやがる。
🐰「かわいい((ボソツ」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。