あなたside
幸二「あなたせんせいさようなら!」
『はい、さようなら!』
エイジ「ありがとうございました。」
手を繋いで門から出ていった。
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秋山親子が帰っていき、職員室前で掃除をしていると、私がもつクラスのお母さんたちの声が聞こえてくる。
お母さん1「さっきの誰、?」
お母さん2「あんな子いたっけ?」
子供「今日入ってきた子だよ!」
お母さん3「親の髪すごかったじゃない。大丈夫なの?」
お母さん4「なんか、あの人奥さんに逃げられたらしいわよ、」
お母さん1「そうなの!?」
お母さん2「しょうがないわよね。あれだもん」
そんな会話が聞こえてきて、私は手に力が入る。
あんなに、笑ってくれた人だったのに、
そんな風に言われてるのが許せなくて。
私は
うわさ、だと思うようにした
🍎
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。