第17話

殺し屋の今日の行動
623
2018/12/30 13:09
俺は…殺し屋……
って言っても根っからの殺し屋ではなく
〇〇という人間の別人格
今日は誰を殺そう……
…………この手越って奴にしよう…
今日たまたま起きてて…見てたらこいつ自殺しようとしてたし…
無理に生きてるのも大変だろう……
俺はさすがにもうバレたら困ると思い…部屋を隅々探し 変装できそうなものを探した
変装して 今日の気分でちょっと弱めの毒が縫ってある毒針を持っていった
(コンコン………………ガチャ…)
ドアを叩いてちょっと遅めにドアが開く…
手越「…誰…ですか?」
こいつはかなりビビっていた…
殺し屋(??)「僕はねずっと今日はこの子の体の中で起きてたんだ…」
手越「……えっ?」
殺し屋(??)「君…死にたいんでしょ? 言ってくれれば…僕が殺してあげたのに……」
俺はそういいに毒針を振りかざす…だが…
手越「!!」
手越はあまりの怖さに俺を押し走った…
殺し屋(??)「いったぁ……」
俺はそういい追い掛ける
手越「はぁはぁ……」
…あれ?早すぎて来ない?
だがまだ侮れない…俺は走ってると……
松本「あっ…手越だ…手越もトイレか?」
潤くんが俺の前を歩いてきた…
手越「…………じゅ…潤くん!!」
俺は潤くんに抱きついた
松本「どうしたの?」
手越「さっき…俺の部屋に…殺し屋が来て」
松本「えっ!もしかして…顔とか見た?」
手越「いえ…顔が隠れてて見えませんでした…」
松本「そっか…」
手越「俺今日…自殺未遂なんかをしました…でも俺は潤くんに言われて…まだ死にたくない…って思ったんです…」
松本「気持ちを変えてくれたならよかった…」
手越「…でもその殺し屋は今日はたまたま起きてたみたいでそんな死にたいなら…俺が殺してやるって…こうしてる間にも…」
殺し屋(??)「みーつけた〜」
すると殺し屋はやってきて…
殺し屋(??)「ちょっと〜死にたいなら逃げないでよ〜」
といい…歩いてくる…
と思ったら毒針を構えて走ってくる…
手越「うわぁ!!」
俺は刺されると思い目を瞑る…
…………だが痛くなかった…
目を開けると…潤くんが目の前にいて…毒針がお腹に刺さっていた…
殺し屋(??)「ありゃりゃ…違う人が死んじゃうの?…それじゃ……君も始末しよっか……」
俺も襲われると思ったら…殺し屋が耳を抑え…殺し屋(??)「…………了解です…」
という…
一方潤くんはまだ意識があった…毒も弱かったからまだ大丈夫らしいけど…だが恐らくは…
松本「…はぁ……俺このゲームクリアしたかったな…」
手越「潤くん……」
松本「…でも……自殺しようとしてた可愛い後輩が俺の言葉で…持ち直してくれた…それなのに狙われてて殺されるのを見過ごせないよねw」
手越「…潤くん…嫌だよ……嵐にしやがれでのMr.MJのアクション…俺また…戦いたかったのに……」
松本「…ごめんな……」
正に悲しい状況になってる今…
空気を読まず殺し屋が…更にブスッと刺してしまう……
松本はそのまま息絶えてしまう…
殺し屋(??)「うーん…そろそろ主人格が起きちまうな…」
殺し屋はそう言い残し…自分の部屋に戻った…
手越「潤くん……」
俺はその場に動けずにいた

プリ小説オーディオドラマ