あらすじ
玲王の好感度、氷点下
先程の場所から素早く撤収してバスの誘導にあたる
仕事としては選手たちをバスに放り込むだけだ
選手みんなに聞こえるように手をメガホンにして声を出す
それにしてもサッカー選手ってこともあってみんな背が高い
そんな呑気なことを考えているといきなり誰かに話しかけられた
え、話しかける人あってる!?間違えてない!?
てかなんの用事だろう、私何かやらかした!?
何これは無視した方がいいの?いや殺させるて
で、でも後ろ詰まってるし…
今回は仕事を優先させてもらおう…
ごめんね凛ちゃん!また後でいっぱい話そうね!
そういうとチッと舌打ちをかました後渋々バスへ入っていく
お怒りだ
無視したらいけなかったですかね…
選択ミスった?転生したのに人生終了?
やめてよね!まだ玲王の誤解解けてないんだからさ!
バスに揺られ山道を潜り抜けると見慣れたブルーロックが出てきた
着くとすぐに大きな段ボールを持ち定位置へ
流石に重いから業務用のカート?みたいなやつに乗せていった
え?この中には何が入っているかだって?
そりゃボディスーツという名のユニホームだよ
アンリちゃんと手分けして名簿にある顔写真と番号を確認しながら渡していく
爽やか笑顔を振りまけ私の手からユニホームを受け取る
謎の確信を得て名簿に目を落とすとあの名前がでてきた
やばい、私見事に地雷を踏みにいっている気がする
そう言いとんでもない形相で睨まれる
私の手からユニホームを乱暴に奪い取ると早足でブルーロックに入っていった
残念ながら新参組とか玲王には会えなかった
アンリちゃんと分担してやったからね…って思ってたけど偏りすぎじゃない?
私にも会わせてよ…!
そう言いグッとポーズをして見送った
バスは全部で十二台
一つ一つ座席やトランクを確認していく
そう確認しながら周っていくと最後のバスにて大荷物を発見した
いやな予感がしつつ、恐る恐る段ボールの蓋を開ける
すると白を基調としたスクイズボトルが顔を覗かせた
でっかい忘れ物すぎる
これは運ばないとダメなやつですよね?
気は乗らないが運ばない訳にもいかないので渋々カートに段ボールを移していく
これが地味に大変な作業なのだ
全て移し終えるとカートをゆったり押しながら廊下を歩いていく
三十度ほどの会釈をして別れる
なんだったんだ全く…
目の前のカートを掴もうと手を伸ばすとスカッと空振りをした
よく見るとカートが一人でに廊下を進んでいる
さっき話しかけられてびっくりして離した衝撃で進んだのか…?
ってそんなこと気にしてる場合じゃない
もうすぐ曲がり角
このままじゃ壁に激突…!
ガッシャーン!!!
持ち手を掴んだ瞬間曲がり方から出てきた誰かとぶつかった
その反動で思いきり尻もちをつく
やばいやばいやばいやばいやばい!
これパンを咥えた主人公がイケメンとぶつかる比じゃないよね!?実際には生身の人とでかいカートがぶつかってるよね!?ちょっとした交通事故なんだけど!?やばい
段ボールから飛び出て散乱しているスクイズボトルを掻き分け、ぶつかった人と対面
スクイズボトルに囲まれている紫色をした頭を見た瞬間私はその場でスライディング土下座
おでこを床にごちんと打ちつけた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!