あらすじ
推しを引きました。カートで
全身全霊の土下座をかます
そう言い立ち上がる私の推し
地面に頭を擦り付けたまま言葉を繋げる
正直泣きたい…でも私が泣くのはちがうよね、泣きたいのは玲王の方よね
私がひたすらに土下座をしていると頭上から凪の思い出したような声が聞こえた
なかなか顔を上げない私を気遣ってか手を差し伸べる
私は素早く直立
私はアンリちゃんに語ったあの嘘をついた
私は苦し紛れに苦笑い
そしてスクイズボトルを段ボールに戻すのを手伝ってくれた
その後、アンリちゃんと絵心さんにみっちりと叱られ「一人で難しいものはすぐに相談すること」という約束を取り付けられた
サイン…、もらってない…
お昼になり選手たちがぞろぞろと入ってくる
ここは潔たちがいる五号棟の食堂
つまり玲王には会えてちょっと今気まずい感じになってる凛ちゃんは避けることができるとかいう最高の場所
しばらくして玲王、凪、斬鉄の三人が入ってきた
三人は自分のご飯を取ると空いている席に座る
私はここぞとばかりに用意していた自分のご飯を手に取ると勇気を振り絞って話しかけた
そう、これが一世一代の告白ー
ご飯のお誘いである
私にしては頑張った
話しかけるのよく頑張った
取り敢えず承諾された(?)
私は椅子を引くとちょこんと座る
いや、推しの顔面を拝みながらご飯を頂くのはとても良いことだよ!?良いことだけど!ニヤつくよ?キモいくらいに。てか私食べ方綺麗なのかな?前世も今世も玲王みたいな上流階級の食事したことないんだけど
そう言い眼鏡をカチャリとあげる斬鉄
いきなり声を上げた…かと思えば、の、脳ある鷹…??
さっきのフルネーム呼びからの名前呼びへの昇格ありがとう!もうこれは知り合いから結婚への昇格でよろしくて?
そう言いまた笑った
そんなこんなで楽しいお昼は終わり名残惜しいがいったんお別れをした
そしてうきうきで廊下を歩く












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。