第3話

別れと、出会い〜5年前〜
29,987
2020/03/09 05:17
私は、家まで走った
だが、家は、壁の破片の下敷きになっていた
私は、絶望した
貴方
貴方
嫌っ!!やだよっ...嘘でしょ!お母さん!...お父さん!...うっ...マヤ!ライチ!やだよ!どこっ!
お母さん
あなた!!
貴方
貴方
お母さん!
お父さん
あなた...
貴方
貴方
お父さん!
お...ねぇ、ちゃん
貴方
貴方
マヤ!
いっ...たいよ
貴方
貴方
ライチ!...っ
皆は家の下敷きになっていた
私は必死で、家を持ち上げた
お父さん
逃げるんだ!!
貴方
貴方
やっ!
お母さん
巨人がくる!あなただけでも、助かるのよ!
貴方
貴方
やだよ!わっ、私は...皆と、助かるの...!うっ...
お父さん
早く逃げなさい!
おねぇ...ちゃん...逃げて
おねぇ...ちゃん
貴方
貴方
うっ...やだよ...
すぐ後ろには、巨人が迫ってきていた
お母さん
早く
お父さん
行くんだ!
貴方
貴方
ごっ...ごめんっ...ヒック
私は、逃げた
走った無我夢中で
貴方
貴方
ハァーハァー
前に巨人がいた
死んだ...もう、無理だ...
貴方
貴方
ごめん...逃げられなかったよ...
巨人に摘まれそうになった
その時だった
ドタンッ!
巨人が倒れた
私は一瞬何が起きたのか分からなかった
リヴァイ
リヴァイ
おい、チビ大丈夫か
貴方
貴方
えっ...ウワァーン
誰か知らないけど助けてもらった
私は、安心して、知らない人に抱きついて泣いた
リヴァイ
リヴァイ
安心しろ、もう大丈夫だ、泣くな
貴方
貴方
ウワァーン!!
リヴァイ
リヴァイ
泣くな!
貴方
貴方
ビック...はい...ヒック
リヴァイ
リヴァイ
お前、1人か?
貴方
貴方
コクリ...皆、し、下敷きに...なって...それでっ...ヒック
リヴァイ
リヴァイ
分かった、もう、話さなくていい...逃げるぞ
コレが、リヴァイ兵長と私の出会いであった

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