第14話

13.
10,014
2020/11/16 14:47





大我「え、あなたたちも一緒じゃん」

慎太郎「珍しいね」



部所が違うため昼休憩はバラバラ


たまたまに被ることはあるけど


6人とも全員揃うのは珍しい


私を挟むように北斗が横に座る


これがいつもの定位置


目の前は慎太郎で右斜めがジェシー


左斜めが高地、


部所は違うけど入社した時から


ずっとこの6人だった



慎太郎「てか、朝あなたがめっちゃ走ってるの見たんだけど」

『急いでたの』

優吾「いっつもじゃない?」

ジェシー「なに、ギリギリ攻めるゲームでもしてんの?」

『そんなわけないでしょ』



なんて会話もいつも通り


相変わらず私をいじれて満足なのか


ケラケラと笑うジェシー


呆れながらもご飯を口に運ぶ



『ねぇ、普通さ、』



私の問いかけに対して


みんなが「うん、」と頷く



『捨て犬とか拾ったらまずどうするもん?』



そして、みんなが一斉に顔を上げる



大我「え?拾ったの?」

優吾「犬を?」



ポカン顔のみんなに対して


「拾ってない」と返す



慎太郎「え?どうゆうこと?」

北斗「なんで聞いたんだよ」



そう言うと


またみんなご飯を食べ始める



『いや、犬じゃないだけ』

ジェシー「じゃあなに?」



口をもぐもぐさせながら


そう聞いてくるジェシー



『人、』



私がそう言えば


5人とも同時に動きが止まる


そんなやばいこと言った?



北斗「は?」

慎太郎「お前ガチで言ってる?」

『うん』

大我「え、待って待って、」



焦り出すみんなを見て


多分、いや、結構、


すごいことを言ってることに気づいた
























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