僕は今暗くてなにも無い所にいる
ここはどこかは分からない
でもなんとなくわかる
ここは
『生と死の境』
なんでこんな所にいるんだろう
思い返してもわからない
ただただ
記憶整理していると、ある人物といる僕を見る
そう背が高く、いつも優しくて、助けてくれた人
けれど分からない
だけど分かる
あの人は大切な人
忘れちゃダメな人
大切で大切で
僕を地獄から救ってくれた人
一人ぼっちの僕を助けてくれた人
そして
『大好きな人』
ここから出たい
早くあの人のところへ
今は記憶が戻ってないけど
あの人に会いたくて仕方がない
会いたい
会いたい
会いたいよ
僕は今まで歩いていた道を逆戻りした
早くあの人に会いたいとゆう一心で
光の方へ走った
待ってて
僕の
大切な人
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!