「行ってくるね」
そう言って仕事に行ったグク。
安定期に入ったものの体が重くて起きられない。
ピロンッ📲
音が鳴った方に目をやると
きっと忘れていったんだ。
はやく持って行ってあげないと
でも頭によぎる悪い自分。
見たらダメだと言い聞かせても手は動く
ロック番号は...
試しに自分の誕生日を入れてみた。
すると
こういう所が愛しくてたまらない。
メールを開くとそこには
〈メール〉
ジョングク先輩!今日はお疲れ様でした。
今日もすっごくかっこよかったです
ここまでは良かったの
それと、奢って貰ってすみません😅
今度は私が奢ります♡
つい本音が出てしまった。
奢った?なにそれ
笑顔...できてた?ちゃんと笑えてた?
そう自分に言い聞かせてた。
でもね、1週間後あんな所を見たら誰も立ち直れない。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!