俺はイヤホンを付けていつも通りお気に入りの曲をかけて登校する。
すると、後ろからいつものように2人の声が聞こえる。
そんで、極めつけは
🐹「おはよ〜!」
そう言ってあなたと一緒に叫んでるこの男は きむそくじん とか言うやつ。
まぁ、結構いまボロクソにこいつのこと紹介したけれど
俺の大事な友達だったりする。
🐹「や〜、また聞いてないじゃん!お〜い!ゆんぎ〜!」
🐭「………聞いてっから」
🐹「お〜!やっとゆんぎが発した!」
🐭「これでも人間だ。」
『フフッ、ゆんぎはやっぱりおもしろい笑笑おはよう』
🐭「……はよ」
こいつがあなた。
俺の初めての初恋の人であり__
友達である。
🐭「あ〜、だり〜」
俺はしぶしぶイヤホンを外し下駄箱へと自分の靴を置く。
『今日たしかテストだったものね笑笑』
🐹「あ〜!そうだった!」
🐭「やべぇ、勉強してねぇわ」
🐹「俺も〜笑笑」
そう言って笑い合うのもいつもの事で
そんな日々が俺の1日の楽しみでもある。
🐭「二人とも遅いんだけど」
俺がそういうとまるで双子かのように
”今行く〜!”って……
はぁ……ほんっとに
”俺の気もしらねぇで”__
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。