中間side




俺はいつもメンバーの誰よりも早く楽屋に入る。




仕事が被って遅くなる事もあるけど殆どと言っていいほど



でもたまにあなたが早く楽屋にいる時




あなたはいつも歌を歌ってる。




あなたの好きな曲は『その先へ･･･』か『間違っちゃいないよ』



俺はデビューしてから早くから来る様になったけど




その理由はあなたの歌声を独り占めしようと思って‪w

今歌ってる曲は『その先へ･･･』やべぇ泣きそう‪w




あなたの歌声は落ち着く。




この歌声が大好きで､､､､




隠れて聞いてることあなたに1度も言ったことない。



バレたら一生歌ってくれないだろうな‪w

あなたが歌い終わって数分後、何も無かったかのように




俺は楽屋に入った。

皆は興味無いかもだけど今からあなたと俺の過去について



お話をしようと思う。    

   
 



ーー過去ーー




中間side




関西は東京より圧倒的に仕事の内容はペラペラ




でもあなたは演技とか歌の仕事が




Jrの頃から東京のJrと同じぐらい多かった。




そんな俺らはあなたの事を悪い目で見てた。




どうせアイツも東京に行く、俳優になる。




ただあなたに対する嫉妬だった。




羨ましい感情があなたにとっては傷をつけていた事

振付師さん『いいよいいよ！立ち位置着いて』




Jr『ﾁｯ､､､､､､』

この日もあなたは仕事で遅れて後から参加した。




振付師さんはあなたの事を気に入っててとても優しかった。





振付師さん『今日はここまでまた明日な』

Jr『お疲れ様でした!!』

振付師さんが部屋から出ていって他のJrが喋り出した。



そして、1人のJrがあなたに向かってこういう言った。





Jr『神崎!!お前さダンスとか中途半端な気持ちでやってんだったら来なくていいよ！
俺らにとってお前は目障りなんだよ！
とっとと東京行っちまえよ。どうせお前も関西に居てもとか思ってんだろ！』

Jr『ほら何も言えねぇ』

バタッン



あなたが部屋から出ていった。




俺には見えたアイツが涙ぐんでる顔が､､




でも俺はあなたを助けてやろうなんて気持ちになれなかった。








ーー次の日ーー




振付師さん『あなた来てるか？』

振付師さん『ちょっと連絡してみるから待っとってな』

振付師さん『お家に電話してみたけど繋がらない』




Jr『先生!!なんであんなやつなんか気にすんの？』




振付師さん『アイツはお前らの何百倍も努力してる!!
それを知ってるから少しでも俺はアイツの支えになれたらいいそう思ってるからだ！
社長も俺もそれをわかってるから、ドラマに出すんだよ！
これが例えオマエらへの差別になったとしても、俺は決して悪いなんて事思わない。
オマエら知ってるか？
あなたはっ､､あなたは！何度も何度も社長への
東京進出。ソロデビューの誘いを断ってる。
ソロ曲だってオマエらと一緒にやりたいって言い続けて何回もプロデューサーや俺に頭下げてる。
他の仕事があってダンスが出来なくても、
アイツは夜中まで必死に練習してる。
オマエらはそんなあなたの努力を見てないからそんな事言える！そんな目で見れるんだ。
あなたはよく頑張ってるさ。』

振付師さんが喋り終わったあと、ほとんどのJrが下を向いていた。




その後振付師さんは『頭を冷やしてくる』と部屋を後にした。




俺はあなたが気になってスタッフさんにあなたの電話番号を教えてもらった




俺も部屋から出てあなたに電話した。

俺はあなたのいると言う場所に向かった。








目的地に着いた

場所は小さな公園、遊具もないただベンチだけの広場




その公園には子供も大人も1人も居ない静かな場所だった   

あなたの気分という誤魔化しは昔からだった。




なにか辛い時に使う口癖のようなもの。

あなただって学生だ。




いつも静かで何を考えてるかも分からない。




少しは発散する事だって大事。

 


あなたの家庭の事情だってなんにも分からない。




そんな自分が罪悪感で苦しくなった

不思議なことを言ったあなたの顔を見ると




ポロポロと涙を流した。



 
そんなあなたの顔を見て俺も泣きそうになった。

そんなあなたは無理やり笑顔を作って泣きながら笑っていた

あなたはしばらく涙をながし俺に自分のことを教えてくれた。




両親は共働きで家ではほとんど1人な事､




社長に何度もデビューの声掛けを断ってる事

俺とあなたの過去はこんな感じ





今教えられることはそれぐらいかな





あなたは実の弟みたいに可愛がってる





同じメンバーになれて良かったかな‪w





あなたの歌声は俺を救ってくれる。




いやっ！ジャニーズWEST全員、あなたの歌声に救われてます。




そんな最年少は俺らにとって歌声の神様です！

作者通りマース！



本当はこの作品5月19日に出したかったけど



間に合わなかった。



19日は藤井くん神山くんの『正しいロックバンドの作り方』シンドラの主題歌 



“証拠“ の14枚目のCD発表!!




もう( ˙꒳˙ )ﾏﾁﾞｶﾖって感じです!!




嬉しいことに重岡くん作詞作曲の“間違っちゃいないよ“が



メンバー全員でレコーディングしたnewバージョン




楽しみすぎるー!!




でもコロナのせいでオンラインショップ･CDショップで



予約が出来ないだと！コロナ○ね💕



まぁこんな感じで6月24日楽しみにしてるであんす！




長くなりました。