
司令
紫雨…調子はどうだい?

紫雨
調子か…大丈夫…かな

司令
そっか…じゃあ…頼んでいいかな…

紫雨
あぁ…いいよ…
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時雨
最近…紫雨が楽しそうな笑顔をしているな

時雨
何かあったのかな

時雨
まぁ…紫雨が楽しいそうなら僕は安心かな

間宮
いらっしゃい〜

時雨
間宮さん…あんみつお願いします

間宮
了解〜

時雨
あれ…紫雨だ

紫雨
おぉ…奇遇だねぇ…時雨姉さん

時雨
奇遇だね

紫雨
紫雨姉さんもあんみつを食べに?

時雨
そうだよ…そういう紫雨はどうしたんだい?

紫雨
飲み物が欲しくてね…

時雨
なるほど…あ…隣いいかな

紫雨
いいよ?

時雨
ありがとう

紫雨
時雨姉さんって…好きな人…いるの?

時雨
ふぇ?…好きな人かい?

紫雨
そう…好きな人

時雨
そうだなぁ…強いて言えば…紫雨みたいな子…かな

間宮
はい…あんみつです…あとは…おかわりの飲み物です

時雨
ありがとう

紫雨
どうも

間宮
ごゆっくり〜

紫雨
んー…僕みたいな子…かぁ

紫雨
もしかして…僕?

時雨
……うん

紫雨
………

時雨
え…どうして泣いてるの?

紫雨
嬉し…かったから……ごめん…

時雨
……紫雨…

紫雨
ありがとう…抱きしめてくれて…

時雨
ご飯…食べ終わったら…紫雨の部屋に行こうか…

紫雨
……わかった
数分後

紫雨
何も無いけど…すわって

紫雨
紅茶淹れてくるよ

時雨
まって…

紫雨
ん…どうしたの?

時雨
……もう少し…このままで…

紫雨
わかったよ……

時雨
好きだよ

時雨
今…退けるね

時雨
それじゃあ…寝ようか…

紫雨
わか…た
続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。